稀代のファッションデザイナー、トム・フォードが初監督を務めたドラマ。16年間共に暮らしたパートナーを交通事故で亡くしたジョージは、悲しみを終らせるために自殺を決意する。しかし、死を決意した瞬間から、世界の見え方が少しずつ変わり始め…。

オフ・ブロードウェイのヒット・ドラマの映画化。リアルなホモ・セクシュアルの世界を通して、男の孤独、疎外感、自己嫌悪の情を鋭く描く。製作・原作・脚本はマート・クロウリー、監督は新人ウィリアム・フリードキン、撮影はアーサー・J・オーニッツ、編集はジェリー・グリーンバーグが各々担当。出演は舞台の9人の男優を起用している。「屋根の上のバイオリン弾き」のレオナルド・フレイ、ケネス・ネルソン、クリフ・ゴーマン、フレデリック・コムズ、キース・プレンティス、ローレンス・ラッキンビル、ルーベン・グリーン、ピーター・ホワイト、ロバート・ラ・トゥールノウなど。

孤児院を出て工場でアルバイトをするスミン(イ・ヨンフン)に、初めて出会ったときから惹(ひ)かれていた工場の経営者一族の御曹司ジェミン(イ・ハン)。しかし、工場をクビになりゲイ・バーで働くことになった経緯から、スミンはジェミンの気持ちを受け入れられなかった。そんなスミンも少しずつ、ジェミンのまっすぐな愛情に心を開いていく。