イングランド王の圧制に家族を殺された、スコットランド人のウォーレス。愛する家族の仇を討つため、多くの民衆とともに立ち上がった……。中世スコットランドに実在した、伝説のヒーローの激闘を描いた歴史スペクタクル・アクション。

第2次大戦末期の1944年6月、ヨーロッパにおいてナチスドイツはロシア東部戦線が膠着状態の中で、米英仏の連合軍がフランス北部に上陸するとの予測が強まり、大西洋岸に地雷や障害物などを埋めて上陸作戦に備えていた。北アフリカから戻ってきた独陸軍B軍団長ロンメル元帥は、イギリスに面した海岸線で地雷の敷設が400万個と聞いて、600万個に増やすよう檄を飛ばしていた。その時ロンメルは「あの水平線の向うに大軍がいる。今か今かと出撃を待っている。しかし一兵たりとも上陸はさせない。あの水際で撃滅させるのだ。上陸する最初の24時間が極めて重要で、その時は連合軍にとっても我々にとっても一番長い日となるだろう。」と語った…

熱い情熱をたぎらせ仕事に燃える新人刑事セルピコ。だが警察内部では汚職が横行し、やがて彼は孤立していく……。『ゴッド・ファーザー』で注目されたアル・パチーノの若かりしころの名演が見られる。

男性と女性、両方の要素を持って生まれてきたブランドン。だが閉鎖的な町の人々は、衝撃の事件を引き起こしてしまう……。アカデミー賞主演女優賞に輝いたヒラリー・スワンクの演技が観どころ。

1986年、フロリダ。ヒッチハイクをしながら売春する毎日に疲れ果てたアイリーンだが、ある少女と運命的に出会う。相手のセルビーは同性愛者で、家族や社会からつまはじきにされ、アイリーン同様、絶望と疎外感を募らせていた。2人は意気投合し、どこかで一緒に暮らそうと決心。やがてアイリーンは売春業を再開するようになるが、ある客に森の奥へ連れ込まれて暴力をふるわれた彼女は反撃した結果、相手を殺してしまう。

天才作家トルーマン・カポーティの代表作、『冷血』の誕生秘話を描き出した伝記ドラマ。全米が震撼した一家惨殺事件を小説化しようと犯人であるペリーへの取材を進めるうち、彼の心とシンクロしていく。

舞台は、1992年に起きた旧ユーゴスラビアの民族紛争が一応解決し、和平が結ばれているボスニア。米海軍大尉クリス・バーネットは、平和を維持するための軍務に意味を見出せず、レイガート司令官と衝突する。そして、本来は休暇であるクリスマスに、レイガート司令官はボスニア上空からの撮影任務を命じる。相棒のスタックハウスと共に空母カール・ビンソンから発艦したF/A-18Fは、ボスニア上空を飛行中、飛行ルートを外れた地帯にレーダー反応を探知。そちらへ向かうと地上に兵器が映り、カメラでの録画に成功する。しかし突然、地対空ミサイル(SAM)による攻撃をうけて撃ち落とされる。