テキサスの大牧場主のもとに、東部の女性が嫁いできた。東部と西部の気質の違いから、彼女は当初から苦労を強いられる。やがて二人の子供も成長し、親もとから巣立っていく……。テキサスの雄大な自然を舞台に、ある一家の30年に渡る人生を描いた大河ドラマ。

賞金稼ぎを生業とする残虐な無法者集団。彼らは無垢の人々をも手にかけ、一顧だにしない冷酷さを持っていた。彼らに夫を殺された未亡人は、ひとりの男に復讐を依頼する。サイレンスと呼ばれるその男は、幼いときに両親を殺され、自分も声帯を切り裂かれて声を失っていた...。『続・荒野の用心棒』と並ぶセルジオ・コルブッチ監督の代表作にして、マカロニ史上に残る異色カルト・ウエスタン。モリコーネの悲哀に満ちた音楽も印象的。

法も秩序もない西部のある町。腹黒い知事は、黒人奴隷バートを保安官にして住民の不安を募らせ、彼らを町から追い出すことを企てる。だがバートは監獄の常連ジムと意気投合し、知事が送り込んだ無法者一味に立ち向かうのだった。

牧場主ダンは、家族を養うため借金を抱え、苦しい生活を送っていた。ある日彼は荒野へ出ると、ウェイド率いる強盗団が駅馬車を襲った現場に遭遇。生存者を救出し町へ向かうと、ちょうどそのウェイドが保安官に逮捕されるところだった。3日後の午後3時10分発ユマ行きの列車でウェイドを刑務所に送ることになり、その警護役には報酬が支払われるとのことで、ダンは志願する。だが、ウェイドには多くの手下がいた。 強盗団のリーダーにラッセル・クロウ、彼を護送する平凡な市民にクリスチャン・ベイルという適役で、名作西部劇『決断の3時10分』をリメイク。相容れない2人が駆け引きを通じて絆を結ぶ様を、熱く骨太に描く。

エルモア・レナードの原作をグレン・フォード主演で映像化した異色ウエスタン。牧場主・ダンは駅馬車が襲われる現場を目撃し、保安官に通報。一味の首領・ウエイドを逮捕した。そして、ダンはウエイド護送を買って出るが……。

砂漠の真ん中で首に縄を結ばれ身動きが取れない姿勢で枯れ木に吊るされた男が死を待っていた。男はどうして自分がこんな目に遭ったかを回想する。 男の名はブレット・マーヴェリック。ブレットは数日後に開かれるポーカー大会に出場するため、その資金稼ぎに躍起になっていた。そして、酒場でガンマン相手の掛けポーカーに勝ち抜いて何とかまとまった資金を得るが、それを同席していた美貌の女ギャンブラーのアナベルに掠め取られてしまう。怒ったマーヴェリックはアナベルを追い掛けるが、そこに謎の保安官クーパーも同行することに。かくして不思議な因縁で出会った3人の珍道中が始まった。

ハイ・テクノロジーを駆使し様々な時代を体験できるた巨大遊園地デロス・ランド。その中の西部世界を再現したセクションで突如ロボットの反乱が起きる。出世作「荒野の七人」で自分が演じたガンマンのロボットに扮したユル・ブリンナーの物言わぬ不気味さが印象的。人気SF作家マイケル・クライトンが脚本・監督した。