ちょっと下品な漫画を描いてる漫画家の後藤可久士。 一人娘の小学4年生の姫。 可久士は、何においても、愛娘・姫が最優先。 親バカ・可久士が娘・姫に知られたくないこと。 それは…… 自分の仕事が『漫画家』であること。 そして…… 姫の母親の行方のこと。 可久士の後悔、姫の決意。 父が娘にしていた愛と笑いの先にある”かくしごと” その箱がひとつひとつ紐解かれていく未来にはーー。
サーフィンが大好きな大学生のひな子は、消防士の青年・港と運命的な恋に落ちた。彼にサーフィンの手ほどきをしながら幸せな日々を過ごすひな子だが、ある時、ひとりで海に行った港が命を落としてしまう。生きる気力を失い、サーフィンもやめて失意に沈むひな子。そんなある時、彼女がふと思い出の歌を口ずさむと、水の中に港の姿が浮かび上がる。やがてひな子は、自分にしか見えない水の中の港との再会に耽溺していく。
「ペンギン・ハイウェイ」「泣きたい私は猫をかぶる」を手がけたスタジオコロリドによる長編アニメーション第3作。取り壊しの進む団地に入り込み、不思議な現象によって団地ごと海を漂流することになった小学6年生の少年少女たちが繰り広げるひと夏の別れの旅を描く。 姉弟のように育った幼なじみの航祐と夏芽は小学6年生になり、近頃は航祐の祖父・安次が亡くなったことをきっかけに関係がギクシャクしていた。夏休みのある日、航祐はクラスメイトとともに取り壊しの進む「おばけ団地」に忍び込む。その団地はかつて航祐と夏芽が育った、思い出の家だった。航祐はそこで思いがけず夏芽と遭遇し、のっぽという名の謎の少年の存在について聞かされる。すると突然、不思議な現象が起こり、気が付くと周囲は一面の大海原になっていた。海を漂流する団地の中で、航祐たちは力を合わせてサバイバル生活を送ることになるが……。 監督はこれが長編2作目となる、「ペンギン・ハイウェイ」の石田祐康。2022年9月16日から劇場公開と同時にNetflixで配信。
東京から少し離れた田舎町に暮らす少年・ロウマ。 周囲と上手く馴染むことができないロウマは、 同じように浮いた存在であったトトと二人だけのチーム"ドン・グリーズ"を結成する。 その関係はトトが東京の高校に進学して、離れ離れになっても変わらないはずだった。 「ねえ、世界を見下ろしてみたいと思わない?」 高校1年生の夏休み。それは新たに"ドン・グリーズ"に加わったドロップの何気ない一言から始まった。 ドロップの言葉にのせられた結果、山火事の犯人に仕立て上げられてしまったロウマたちは、 無実の証拠を求めて、空の彼方へと消えていったドローンを探しに行く羽目に。 ひと夏の小さな冒険は、やがて少年たちの“LIFE”(生き方)を一変させる大冒険へと発展していく。
家族の幸せを心から願う伊藤家の父・源太郎と、幸せを求め人生に迷う三姉妹、そして全てを包み込むマイペースな母・千鶴。長女・由香は仕事は絶好調だが恋愛は絶不調、次女・里香は浮気されて離婚したのに“好きになってはいけない”原さんにひかれてしまい、三女・美香は婚約者と上手くいっていない。ある日、千鶴からショッキングな告白をされた源太郎は、テレビに出演して不規則発言を連発。一方、由香は寂しさのあまり元恋人の大森を思い出し、里香は危険な恋から逃れるため訪れた京都で幼なじみのたかおと再会、美香は声を掛けてきたイサオやスグルからの猛烈なアプローチを断りきれずに悩んでしまう。