広告会社社長のロジャー・ソーンヒルは多忙で、今も秘書をタクシーに乗せて車内でスケジュールの確認中である。プラザ・ホテルで一人降りたソーンヒルは友人たちの待つラウンジへ向う。酒を飲む前に電報を打つ用事を思い出したソーンヒルはボーイに向って手を挙げるが、その手と”お客様のジョージ・カプラン様”の呼び出しの声が重なった。その様子を見ていた二人組は席を立ったソーンヒルに銃を突きつけ、人知れず車に乗せる。それはNYからラシュモア山までの苦難の道のりの始まりであった。

アルフレッド・ヒッチコック監督の渡米第1作で、ダフネ・デュ・モーリアのベストセラー小説の映画化作品。イギリスの富豪のもとに嫁いだ後妻が、亡くなった先妻レベッカの幻影に悩まされていく。

北ドイツ、カリガリ博士は眠り男ツェザーレの予言を看板にした見世物をカーニバルに出している。友人アランを連れ、その小屋を覗いたフランシス。友人は調子にのって自分がいつまで生きられるかを眠り男に尋ねるが、答えは“ 明日の朝まで!”。本当に彼は翌日には殺されており、フランシスは疑惑究明に乗り出すが……。

アメリカのとある街、深夜突如奇怪な放電と共に屈強な肉体をもった男が現れる。同じくして放電の中からもう一人の男カイル・リースが現れる。屈強な肉体を持った男はモラルや常識もない。あるのはただ1つの目的アメリカ人女性サラ・コナーという名の人物の殺害だった。電話帳名簿から「サラ・コナー」の名を持つ女性をかたっぱしから銃殺していく男。その頃カイルは目的のサラ・コナーと接触し間一髪で彼女を救う。カイルはサラに、サラを狙っているのは近未来から送られた人類殺戮ロボット「ターミネーター」であり、未来ではロボットの反乱による機械対人類の最終戦争が起こっている事、そしてサラは人類軍の希望のリーダー ジョン・コナーの母親である事を告げる。 サラを連れカイルはターミネーターからの逃亡を開始する。

ジョニーは出所したばかりにも関わらず、競馬場の売上金強奪を企み仲間を集める。周到な準備の末、いよいよ決行の時が来るが、計画が成功したかに思えた瞬間、思わぬ展開がジョニーたちを待っていた……。

コルレオーネ・ファミリーを描いた壮大なドラマの最終章。ファミリーのドンとなったマイケルは、バチカンの加護を得て一切の犯罪から手を引くことを宣言した。だが後継者に甥のビンセントを立てたことから内部抗争に火がついてしまう。自身も病に蝕まれるマイケルは何とか事態の収拾を図ろうとするのだが……。

人類を同化するというボーグの最初の試みが失敗してから6年。ボーグは再び人類を同化するため侵略を開始した。彼らはゼフラム・コクレーンによる人類初のワープ飛行を阻止し、人類が彼らに抵抗できる技術力を持つ前に同化を完了するために過去にタイムトラベルした。ピカード艦長と彼の乗組員は新たに建造されたUSSエンタープライズEで過去の地球へタイムトラベルし、ボーグの企みを阻止しなければならない。

温厚誠実な銀行員サム・ウィート(パトリック・スウェイジ)は、陶芸家として成功しつつある最愛の恋人モリー・ジェンセン(デミ・ムーア)と幸せな時間を過ごし、同僚の友人カール・ブルーナー(トニー・ゴールドウィン)とも良好な関係を維持しながら順調に仕事をこなし、平穏な日々を送っていた。 ある日、サムは勤め先の銀行で、コンピュータ内の口座データに異変があるのを発見した。カールが手伝おうとしたが、サムは断り残業して調べる…。 後日、サムとモリーが「マクベス」を観劇しての帰り道、モリーがサムに自分の心を打ち明けた。「貴方と結婚したい」。今まで、彼女が避けていた問題だったのでサムは驚く。悩むサムに、モリーはなぜ「愛してる」と言葉にしてくれないのかと問い詰める。「愛してる……」とモリーが言うと、サムは必ず「Ditto(同じく)」と答えていた。 しかしそのとき、暗がりから一人の暴漢がサムを襲った。そしてサムと暴漢は揉み合いになり、暴漢が持っていた拳銃が発砲された。そして暴漢は逃げ、それを追いかけるも取り逃がしたサムが諦めて戻ると、モリーが血だらけの自分を抱いていた。サムは死んでゴーストになってしまったのだ。

クエンティン・タランティーノの原案を社会派作家オリヴァー・ストーンが映画化。マスコミの過熱報道で若者のヒーローとなってしまった殺人犯、ミッキー&マロリーを描く。実際のニュース映像や75曲もの音楽のコラージュで作り上げた斬新な映像は圧巻。

目覚めたら出口の無い館に閉じ込められていた8人の男女。猟奇殺人犯ジグソウの新しいゲームが始まる。ゲーム開始と共に遅効性の毒ガスが館内をめぐっていく。2時間以内にゲームに勝ち抜き、解毒剤入り注射器を手に入れないと死んでしまう…。一方、刑事エリックはジグソウを捕まえる。しかしジグソウは動揺することなく、エリックと2人で話をすることを要求する。なんと、エリックの息子はジグソウに監禁されていた。果たして犯人の真の狙いとは?

ブードゥー教でハーレムを支配し、ソ連・スメルシュの一員でもある黒人犯罪王ミスター・ビッグは、海賊“血まみれモーガン”の財宝の金貨をアメリカ国内に持ち込み資金源としていた。イギリス秘密諜報部員007ジェームズ・ボンドはニューヨークに派遣され、FBIのデクスター主任やCIAのフェリックス・ライターと協力して調査を開始するが、すでにその情報を掴んでいたミスター・ビッグから手荒い歓迎を受ける。だが、霊感能力を持ち、ミスター・ビッグが妻にしようとしているソリテールが寝返り、ボンドは彼女とセントピーターズバーグへ向かうが、そこで彼女は奪い返され、フェリックス・ライターも鮫に片腕・片脚を食いちぎられた姿で送り届けられる。怒りに燃えるボンドは、ジャマイカでミスター・ビッグと最後の対決を行う。

時は23世紀。処女航海中のB型エンタープライズ号に救難信号が入り、かつてのエンタープライズの艦長、カーク提督の助力を得て、救助活動を開始。ところがアクシデントにより、艦の一部が消滅してしまう。78年後、ピカード率いる最新鋭エンタープライズは救難信号を受け、現場に急行。そこで彼らが救出したのは、78年前の事故の生存者ソランだった。ピカードは事故の調査を開始するが、突然クリンゴン帝国の攻撃船が現れる。

地球の中世時代のよう牧歌的な雰囲気をもつバクー人の惑星で調査活動を続けていたアンドロイドのデータ少佐に異変が起きた。実はバクー星は、基地も隊員もホログラム映像で偽装し、惑星連邦とソーナ人が共同で密かに観察していたのだ。誤作動が起こったデータはホログラムを解除、隊員達を人質にしてしまった。エンタープライズ号艦長ピカードはバクーに駆けつけ、ソーナ人のルアフォ総統に破壊されようとしていたデータを何とか回収した。ピカードはデータ誤作動の原因を解明していくうちに、バクー人の惑星は不老不死をもたらす特殊な放射線に包まれており、ゾーナ人が連邦のダワティ提督と共謀してバクー人を強制移住させ、永遠の若さの秘密を手に入れようと企んでいたことがわかった。この計画を阻止すべく、ピカードたちは連邦に逆らってでもこの惑星を守ることを決意、ゾーナの巨大戦艦2隻と戦いを繰り広げる。

息子を交通事故で亡くしたジェフは、目覚めると食肉工場の地下室にいた。扉を開けると、そこには鎖につながれた3人の男女。最愛の息子を飲酒運転でひき殺した男、犯人に軽罪しか与えなかった判事、そして事故を目撃しながら証言しなかった女…。「俺は、息子を殺した人間たちを処刑するのか?」 一方、医者のリンは誘拐され、連れて行かれた地下室で、瀬戸際のジグソウと会う。彼の延命手術を成功させなければ、彼女にも死が待っている…。こうして新たなる「ゲーム」が始まった!

石油利権が渦巻く中東を舞台に、ベテランCIA工作員の暗躍をドキュメンタリー・タッチで描いた政治サスペンス。改革に意欲的な王子ナシールが王位継承権を持つ中東のとある小国。長年危険な諜報活動に従事してきたCIA工作員のボブ・バーンズは息子の大学進学を機に引退を決意する。そんなボブに最後の極秘指令が下される…。

一等航海士のライカーとカウンセラーのトロイの結婚が決まり、トロイの故郷ベタゾイドで行われる祝宴に向かうピカード艦長とエンタープライズ号のクルーたち。途中、ある惑星でデータそっくりの不審なアンドロイドを発見。原因不明のまま、ひとまず航行を続けていたエンタープライズに、今度は艦隊司令部のジェーンウェイ提督から長年対立関係にあったロミュランに向かうよう緊急指令が入る。ロミュランに政変が起り、新執政官シンゾンから講和を結びたいとの申し入れがあったというのだ。急ぎ、エンタープライズはロミュランに進路をとるのだった。

1940年代後半のイギリス。作家志望のジョ-は貨物船の作業員として働いていた。ある日彼は女性の水死体を発見し、船長のレズリーと共に死体を引き上げる。