アイドルグループのチャムに所属する霧越未麻は突如グループ脱退を宣言し、女優への転身を計る。ドラマ出演でレイプシーンを演じ、さらにはヘアヌードのオファーが来るなど、アイドル時代からは考えられなかったような仕事をこなしてゆく未麻。しかし、未麻は現状への不満を募らせ、アイドル時代の自分の幻影さえ見るようになる。そんな疑問を抱く中、未麻はストーカーに監視されていることに気づく。また、未麻の周辺で関係者が次々と殺される事件が発生する。
縄張り争いが激化する'50年代のロス。街のコーヒーショップで元刑事を含む6人の男女が惨殺される事件が発生した。殺された刑事の相棒だった バドが捜査を開始。殺された女と一緒にいたブロンド美人リンに接近する。彼女はスターに似た女を集めた高級娼婦組織の一員。同じ頃、その組織をベテラン刑事のジャックが追っていた。野心家の若手刑事エドも事件を追い、容疑者を射殺。事件は解決したかに見えたが……。
エリートFBI捜査官のケイトは、肥大化するメキシコの麻薬組織“ソノラ・カルテル”撲滅という極秘任務を負う特別部隊に選抜された。謎のコロンビア人アレハンドロと共に、麻薬戦争の最前線であるアメリカとメキシコの国境付近に向かうが、そこは仲間の動きも掴めず、人の命が簡単に奪われる無法地帯。そんな中、巨悪を追えば追うほど合法的手段だけで悪を制することができるかと、ケイトの倫理観が揺らいでゆく。
ニューヨーク市警、その麻薬捜査員たちの間にはびこる汚職。マフィアや麻薬の売人たちから賄賂を取り、警官とは思えない羽振りの良さで、彼らは街のプリンスと皮肉られるほどだった。だが、警察の内部調査機構が彼らの摘発に乗りだし、一人の潜入捜査官が派遣されて来る。そして彼と汚職警官たちは、やがて壮絶な心理戦を展開することに......。
ジョーは、大統領の命を救った事もある元シークレット・サービスだったが、今はしがない探偵に落ちぶれていた。ダンサーのコリーの身辺警護を仕事仲間が持ち込んできたが、女房と密通していたそいつは、ジョーの家の前で車ごと爆死する。一方、コリーの情夫、元フットボーラーのジミーは、妻子を事故で失った傷も癒えぬまま、麻薬と賭博でリーグを追われ、人生に何の目標も持てない日々を送っていた。警護に就いたジョーを何者かが襲う。辛くも相手を倒し、駆けつけるが一歩遅く、ジョーとジミーの目前でコリーは何者かに殺されてしまう。
シルベスター・スタローン、ロバート・デ・ニーロ、ハーヴェイ・カイテル共演のサスペンス。NY警察で起こったある事件を通し、警察内部の闇にスポットを当ててゆく。さまざまな警察関係者に扮した、名優・才優たちの競演が見もの。他の共演にレイ・リオッタ、アナベラ・シオラ。NY市警の警官が多く暮らす街、ニュージャージー州“ギャリソン”。ベテラン警官・レイを頂点とするコップランドの鉄の結束のもと、保安官のフレディは無力ながら平穏無事な日々を送っていた。だがある日、管内で起こった警官の誤射事件から事態は急転する。
「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」などのヒット作を生んだフランスのジャン=ジャック・ベネックス監督が1981年に発表した長編第1作。 パリで暮らすオペラ好きの郵便配達員ジュールは、レコーディングを拒否し続けているアメリカ人ソプラノ歌手シンシア・ホーキンズのリサイタルを訪れ、高性能録音機で歌声を隠し録りする。翌日、娼婦が2人組の男に殺害される事件が発生。被害者は事件の直前、偶然通りかかったジュールのバイクのバッグに、闇組織の秘密を暴露したテープを隠していた。テープの行方を追う殺し屋と、シンシアの音源を狙う台湾人2人組からも追われる状況に陥ったジュールは、謎めいた男セルジュとベトナム人少女アルバの助けを借りて逃亡するが……。