ゲイブはロッキー山脈の仕事に就いていた。ある時、同僚のハルとハルの恋人・サラが山でデートをしている最中にハルが怪我をし、ゲイブが救助に向かう。ゲイブはハルの目の前のサラの救出に失敗しサラを死なせてしまう。以後ハルはゲイブを憎むようになり、同僚の恋人・ジェシーと別れ仕事もやめた。 その後、国際犯罪組織が財務省の紙幣輸送の飛行機を乗っ取り、使用済みの紙幣を強奪を図ったが、手違いから紙幣の入ったスーツケースを雪のロッキー山脈に落としてしまう。

旅行記のベストセラー作家ビル・ブライソン は、家族と共にセミリタイア生活を送っている。ありふれた日常が続き、「なんだか物足りない…」と感じていた彼は、家の近くを通る3,500kmの自然歩道「アパラチアン・トレイル」の踏破を決意。旅のパートナーを募る中、やってきたのは破天荒すぎる旧友スティーヴン・カッツ。期待と不安を胸に出発した二人に、大自然の脅威と体力の衰えという現実が立ちはだかる。波乱の冒険は、やがて、思いがけない“心の旅”へと進路を変えていく…。