ナチ占領下のフランス。田舎町の学校で働くバルニーは、娘の洗礼を機に宗教への興味が湧き教会へ出向く。相手をしてくれたのは若く情熱的で勉強家のモラン神父。ユダヤ系フランス人である彼女は無神論者だったが、モランの話を聞いている内にキリスト教の教義に心惹かれ、やがてふたりの間には仄かな愛情が…。

復活祭の日に不気味な修道僧と出会って以来、足の不自由な娘イポリタの周囲で淫らな怪奇現象が続出した。全ては悪霊の仕業だったのだ。やがて悪霊は、イポリタ自身にも影響を及ぼし始める……。