北米の小さな学生街。クリスマスパーティで賑わう女子学生寮に、「お前たちを殺す」と不気味な電話がかかってくる。誰もがタチの悪い冗談だと笑うが、休暇の準備で部屋に戻った学生の1人がクローゼットに潜む何者かに襲われ、行方不明になってしまう。その晩から、電話のベルが怪しく鳴り響くたびに、1人、また1人と消えていく少女たち。寮に残ったジェスは、犯人が電話口で呟いた言葉からある人物を疑い始める。

クリスマス・イヴの夜。ハリントン一家は、毎年恒例のクリスマス・パーティに出席するため、おばあちゃんの家へと向かっていた。20年以上も同じ道を通ってきたフランクだったが、この日彼は、なんとも魅惑的な近道を発見し、ひとけのないその道に車を進めた。ところが、どうしたことか行けども行けども目的地にたどり着かず、道はどんどん暗く薄気味悪くなっていった。やがて一家は、赤ん坊を抱え道端にたたずむ白いドレスの女と遭遇する。それを境に、一家の不吉な予感はいよいよ現実のものとなっていく。