ダシール・ハメットのミステリー3度目の映画化で、J・ヒューストンの初監督作品。ばく大な価値を持つとされる“マルタの鷹”と呼ばれる彫像をめぐる争いに巻き込まれた私立探偵サム・スペード。警察から相棒アーチャーの殺害容疑をかけられ、あやしい人物たちの中で命の危険にさらされながら、真相に迫っていく。

海辺の町を訪れたひとりの女性。近くの別荘に滞在する若い母親の姿を目で追ううちに自らの過去の記憶がよみがえり、穏やかな休暇に不穏な空気が漂い始める。

ジョージア正教会の信者が国民の大半を占めるジョージア。少数派である「エホバの証人」の教会に火炎瓶が投げこまれ、教会は全焼してしまう。指導者ダーヴィドは警察に捜査を依頼するが、まともに対応してもらえない。ダーヴィドは再建資金について相談するため長老たちのもとへ向かい、妻ヤナは息子とともに家に残る。そこへ刑事を名乗る男が現れるが、ヤナは思わぬ質問を受け恐怖心を抱く。警察に問い合わせると、その男は刑事ではないという。その後さらなる過酷な運命が彼女に降りかかる。