アメリカで、同性愛者であることをカミングアウトして公職に就いた初めての人物、ハーヴィー・ミルク。波乱万丈の短い人生を送った彼の、最後の8年間に何があったのかを、ガス・ヴァン・サント監督が描き出す。

パリ郊外の一軒家に住む、男二人に女一人の3人組。女が唯一の稼ぎ手で、たくましき中年男が家事いっさいを担当。そして彼らは一つベッドに眠る……。3人のアブノーマルな共同生活を、ごく自然にリアルに描写。異色な設定ながら、女流監督らしい細やかな演出に好感の持てる作品。

相棒のパドヴァンとともにトラックでゴミの回収・運搬をしながら、各地を渡り歩く青年のクラスキー。あるとき2人は、路傍のさびれたガソリンスタンド兼カフェに立ち寄り、短髪でボーイッシュな雰囲気漂う若い女性のジョニーと巡り合う。ジョニーは、美青年のクラスキーに心惹かれるが、いざベッドで抱き合おうとしたところで彼が同性愛者であることを知り、ショックを受ける。それでも彼への想いを断ち切れない彼女は…。

施設で暮らすシュー・ニエンは、裕福なシエ家に引き取られ、御曹司シエ・イエンと幼少期を過ごす。 ともに過ごし成長するうちに、お互いになくてはならない存在となった。 シエ・イエンは留学から戻り、彼女を連れてきたが、彼女はふたりの主従のような関係性が理解できず、シュー・ニエンの存在を疎ましく思うように。誤解を抱いたまま、次第にふたりの心の距離は離れてしまう。お互いに想いながらも、周囲の思惑ですれ違うふたりの行く末は…?