第二次大戦のアフリカ戦線で活躍したアメリカの将軍、ジョージ・パットンを描いた伝記的戦争ドラマ。優れた戦略家であるとともに、数々の奇行の持ち主とされたパットン将軍を、G・C・スコットが好演。ロンメル率いるドイツ軍との戦いが見どころ。

ニューヨークのデパートで、サンタクロースとして雇われた白ヒゲの老人クリス・クリングル。クリングルのサンタは評判を呼ぶが、彼は「自分は本物のサンタだ」と主張し、ついには裁判が開かれる――

夢を求めて<北>へとさすらう兄妹の希望と苦悩の日々を描く。製作はアンナ・トーマス、監督はグレゴリー・ナヴァ、脚本はトーマスとナヴァの共同。撮影はジェームズ・グレノン、音楽はザ・フォルクロリスタス、メレシオ・マルティネスほかが担当。出演はザイーデ・シルヴィア・グチエレスほか。

12世紀末。ヘンリー2世と、ベケットは学生時代から親交があり心を許しあった仲だった。2人の親交が深くなっていくにつれて、宮廷にも教会にも2人の間柄を快く思わぬ者があらわれた。だが、ヘンリーは気にとめず、大法官の職を復活させベケットを任じた。そのことを苦々しく思う司教フォリオーは、ローマ法王庁に中傷させようとカンタベリーの大司教に迫ったが、大司教はベケットの人物を見抜いていてそれを拒否した。ヘンリーとベケットは相変わらず親交を続けていたが、ベケットが人間として成長してくると、ヘンリーとの間に心の溝がうまれるようになった。