379歳のヴィアゴら4人のバンパイアは、ニュージーランドの首都ウェリントンで一軒家をシェアし、夜な夜な外で遊び歩く愉快な日々を送っていた。そんなある日、長老格のピーターが大学生ニックをうっかり甘噛みし、バンパイアに変えてしまう…。

ジョン・A・ルッソの原作を、CM監督出身のジョージ・A・ロメロが監督した歴史的作品であり、ゾンビ映画の記念碑的作品。全編に横溢するカニバリズムや反モラル的ラストなど当時のタブーに挑戦した内容は、根底に流れる独自のヒューマニズムが制作当時の世相を反映しており、賛否両論あったがロングランを続けた。結果として、ニューヨーク近代美術館にも所蔵されるカルト・クラシックとなっており、アメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録されている。父の墓参りの途中、バーバラと兄のジョニーは生ける屍に襲われる。兄を殺された恐怖と悲しみの中、バーバラは近くの民家に逃げ込む。民家には黒人青年のベンのほか、若いカップル、中年夫婦と大怪我を負ったその娘が集まってくるが、外部との連絡も取れないまま、周囲はゾンビの群れに取り囲まれていた。ドアや窓を塞ぎゾンビの侵入を防いだうえで脱出の方策を探るベンに対し、地下室に籠ることにこだわるハリーが対立する。ゾンビたちが人間を食い殺していることをテレビで知ったバーバラたちは、最寄りの避難所への脱出を試みる。

ゾンビ映画の元祖「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生」で描かれた事が実際にあったという前提で作られた間接的な続編。ロスにある科学資料庫の地下で発見された謎のタンク。そこから吹き出した特殊なガスには死者を蘇らせる作用があった……。

現代版“ロミオとジュリエット“の障害は、人種と階級の違い。フェミニストの女流監督、C・セローが社会の固定観念をユーモアたっぷりに覆した現代のおとぎ話。「愛と宿命の泉」での名演以後すっかり売れっ子になったD・オートゥイユと、天性の才能が光るまったくの素人P・リシャールの演技が素晴らしい。ロミュアルドは35歳の会社の社長。美しい妻と子供たちに恵まれて順風満帆の人生を歩んでいる。一方43歳のジュリエットは、ロミュアルドの会社で掃除婦をして父親の違う5人の子を育てている。接点のまったくなかった二人だが、重役たちの陰謀に巻き込まれて……。

チーズ会社社長にしてスイス大統領であるマイリは、独裁者として君臨していた。そんななか、アルプスに暮らすハイジの恋人・ペーターが闇チーズ売買の罪で処刑され、ハイジのおじいさんも山小屋ごと爆殺される。愛する者を失ったハイジは、復讐の鬼と化し…。

主人公のザック(デイン・デハーン)は、最愛の恋人のベス(オーブリー・プラザ)を不慮の事故により亡くし、悲嘆に暮れていた。しかし数日後、思いがけない奇跡が起きる。ベスが墓穴から這い出して、家に戻ってきたのだ!ザックは彼女とは別れるつもりだったのだが、神様がやり直しのチャンスくれたと思い、これまで以上にベスを大切にしようと努める。しかし次第にベスがゾンビとして成長していく姿にザックは戸惑い、段々と心が離れていく自分に気づく。そんなとき、幼なじみのエリカ(アナ・ケンドリック)に出会い、きれいな生身の人間に惹かれはじめるザック。しかし、ゾンビになりかけているベスは、それを許さなかった...。