デヴィッド・リンチ監督によるスリラー。ノース・キャロライナ州ランバートン。製材が主産業ののどかな町。よく晴れた日、大学生のジェフリーは、庭仕事をしていて突然異常な発作に襲われた父を見舞った病院からの帰り道、野原で異様な物を見つけた。手に取ってみると、それは何と切り落とされた人間の片耳だった……。
1899年、パリ。貧しい青年作家クリスチャンはナイトクラブ“ムーラン・ルージュ”に仲間と潜り込むが、一番人気の踊り子で上流階級相手の高級売春婦のサティーンと恋に落ちる。サティーンの機転で、クリスチャンは彼女が主演する新作舞台の台本を書くことになる。一方、資金繰りに困ったムーラン・ルージュのオーナーのジドラーは、資産家ウースター公爵から資金を引き出そうと、サティーンに彼の愛人になるよう強要する。
紙幣印刷用のスカシ入り和紙十億八千万円相当が強奪され、運転手二人が殺されたという臨時ニュースに、拳銃の腕は無敵だがガラスの音に弱い“ガラスのジョー”こと近藤疑次は部屋を飛び出した。同じころ“週刊犯罪”の編集長・通称“計算機の啓"は、古いグラビアに載っている、贋金づくり日本一“坂本名人”の顔をにらんでいた。もうひとり、ニヤリと笑ってジムを飛び出したのは、通称“ブル健”こと芹沢健。三人の目的は、スカシ入りの紙を盗んだ連中に、贋幣の名人・坂本老人を高く売りこむことだ。肝心の坂本名人は、二日後に東南アジアから帰国予定。その日、羽田空港で顔を合わせたガラスのジョー、計算機の哲、ブル健の三人は顔なじみのためギョッとしたが、素知らぬ顔。ところがようやく姿を現した坂本名人は、ポーカーフェイスの秀、ビッグの修という二人の殺し屋に車で連れ去られてしまった。二人は、和紙輸送の運転手たちを殺した張本人だ。ジョーは秀の持っていた特殊拳銃を手がかりに、平和ビルの一室をつきとめた。だがそこには秋山とも子という若い美人がひとりだけ。彼女はパリ行の貯金をするために電話番のアルバイトをしている学生だった。そこにジョーの乗り込みを探知していた相手から電話がかかり、彼女もクビになってしまった。ジョーのせいで失職したと、どこまでもついてくるとも子に、さすがのジョーもがっくり。その頃、キャバレー・アカプルコの秘密の地下室では、坂本名人がせっせと銅版を掘っていた…。
ドクター・イーブルの世界征服計画は、まだまだ健在だった。隕石を地球に誘導する「プレパレーションH」計画を進めるイーブルだが、オースティンによってあえなく計画は阻止される。ところが、イーブルの差し金で、オースティンのパパスパイ、ナイジェルが謎の悪党ゴールドメンバーにより1975年へ連れ去られてしまう。早速自分もタイムスリップしたオースティンは、パートナーのフォクシーと共にナイジェルを探し出し、ゴールドメンバーの正体を暴き出す。
チェコで、核爆弾の仲介人マイケル・ターナーに成り済ましておとり捜査をしていたCIAの諜報員のケヴィン・ポープが殺された。CIAは、取引きの期限があと9日と迫っていたため、ケヴィンの双子の兄弟であるジェイクをマイケルと偽ることを思いつく。そして、諜報員のゲイロード・オークスが、彼に諜報員のノウハウを教えることになった。