妻とその愛人を射殺したかどでショーシャンク刑務所送りとなった銀行家アンディ。初めは戸惑っていたが、やがて彼は自ら持つ不思議な魅力ですさんだ受刑者達の心を掴んでゆく。そして20年の歳月が流れた時、彼は冤罪を晴らす重要な証拠をつかむ。

若い女性の皮膚を剥ぎ落とし、その死体を川に流すという残忍な連続猟奇殺人が発生した。 犯人の仮称を冠し“バッファロー・ビル事件”と呼ばれるこれを解決するため、FBI訓練生のクラリスは、クロフォード主任捜査官からある任務を課される。それは、元は天才的な精神科医であり、自分の患者を食したため現在は州立精神病院に措置入院されているレクター博士を訪ね、バッファロー・ビルの精神状態を解明させるというものだった。 クラリスから依頼されたレクターは、その引き換えとしてクラリスに、彼女自身の過去を語らせる。

1986年、フロリダ。ヒッチハイクをしながら売春する毎日に疲れ果てたアイリーンだが、ある少女と運命的に出会う。相手のセルビーは同性愛者で、家族や社会からつまはじきにされ、アイリーン同様、絶望と疎外感を募らせていた。2人は意気投合し、どこかで一緒に暮らそうと決心。やがてアイリーンは売春業を再開するようになるが、ある客に森の奥へ連れ込まれて暴力をふるわれた彼女は反撃した結果、相手を殺してしまう。

NYに生まれ育ったチャーリーは定職も持たず、どっちつかずの生活を送るチンピラ。そして、彼の親友ジョニー・ボーイも酒や女、博打の借金に追われていた。チャーリーは彼をかばい続けるのだが……。

目覚めたら出口の無い館に閉じ込められていた8人の男女。猟奇殺人犯ジグソウの新しいゲームが始まる。ゲーム開始と共に遅効性の毒ガスが館内をめぐっていく。2時間以内にゲームに勝ち抜き、解毒剤入り注射器を手に入れないと死んでしまう…。一方、刑事エリックはジグソウを捕まえる。しかしジグソウは動揺することなく、エリックと2人で話をすることを要求する。なんと、エリックの息子はジグソウに監禁されていた。果たして犯人の真の狙いとは?

ニューヨーク市警の殺人課刑事ジム(ロバート・ライアン)は、職務に忠実なあまりそのハードな捜査方法で、署内でも孤立した存在だった。そんなある日、上司のブラウリー警部(エド・ベグリー)からニューヨーク郊外の山中の静かな町で起きた少女殺害事件への協力を言い渡されたジムは、その体のいい厄介払いに失望しつつ、ニュージャージーの山の中の町へと向かった。ジムは殺された少女の父親ブレント(ワード・ボンド)とともに、容疑者の少年の姉が住んでいる一軒家へ向かう。メリー(アイダ・ルピノ)というその盲目の娘を一目見たジムは、彼女のかもし出す孤独な淋しい影に心惹かれるものがあった。

ハロウィンの季節。大学生のナタリーたちは、ホラーをテーマにしたアミューズメントパーク、ヘル・フェストを訪れる。さまざまなアトラクションと作り込まれた世界観に興奮気味の一同だったが、仮装したスタッフに紛れて1人の殺人鬼が息を潜めていた。