1960年代の保守的な家庭で、5人兄弟の4男として育ったザック。「特別な子」と呼ばれた彼は、軍で働き音楽を愛する父親と過保護気味の母親、それぞれ文武に秀でた兄2人、問題だらけの次男を観察しながら幼少期を過ごす。やがて思春期に足を踏み入れる1970年代。ザックは同性に惹かれ始めた自らのアイデンティティと、男らしくあれという父親の価値観の間でもがくようになる。

独身者であれば身柄を確保され、とあるホテルへと送られる世界。そこでパートナーを45日以内に見つけなければ、自身が選んだ動物に姿を変えられて森に放たれてしまう。そのホテルにシングルになったデヴィッド(コリン・ファレル)が送られ、パートナー探しを強いられることに。期限となる45日目が迫る中、彼はホテルに充満する狂気に耐え切れず独身者たちが潜んでいる森へと逃げ込む。そこで心を奪われる相手に出会って恋に落ちるが、それは独身者たちが暮らす森ではタブーだった。

R・カスダンが製作から脚本、監督まで務めた痛快娯楽ウェスタン。とある事件で出獄したばかりのエメットは、故郷シルバラードに向かう途中、仲間に身ぐるみをはがされたというペイドンと出会う。エメットの弟で正当防衛の殺人で投獄されていたジェイクを助けて逃亡し、そこへ黒人ガンマンのマルが加勢。4人は一途、シルバラードへ向かうが、しかしそこには土地独占を企てる牧場主が嫌がらせを続けており、エメットの姉夫婦も立ち退きを要求されていた。そして酒場のオーナーで町の保安官として君臨しているコッブ達の悪行に怒ったエメットは仲間と共に一味に戦いを挑む……。

人間型ロボット・レイバーの衰退を受け、ついに解隊が現実味を帯びてきた警視庁特車二課パトレイバー中隊。ある日、テロ集団が自衛隊のへリコプターを奪い去るという事件が発生する。しかも、奪われたのは機関砲、空対地ロケット、ミサイルをフル装備した上に、熱工学迷彩仕様で背景と同化ことができる最新鋭の改グレイゴーストことAH-88J2だった。都民を人質にするかのように、東京都庁やレインボーブリッジが破壊され、特車二課はパトレイバー・イングラムを稼働させる。

マフィアたちがはびこる無法地帯となっているデトロイトの一角。潜入捜査官ダミアンはデトロイト市民300万人をターゲットに中性子爆弾を起動させようとしている情報をつかむ。彼は、マフィアにさらわれた恋人を取り戻そうとする圧倒的身体能力を持つ男リノと協力し、10時間後に迫る中性子爆弾の起動を阻止することに。敵が次々と立ちはだかる中で爆弾と恋人を捜す二人だが、事態の裏には巨大な陰謀がうごめいていた。

ジョンは恋人エレインと結婚を間近に控え、幸せの絶頂にいた。だがある日、彼らのもとを訪れた実姉パティにとあるビデオを見せられ、状況は一変する。そのビデオには、昔ジョンが可愛がっていた姪のノリーンに“もしハーバード大学に合格したら学費を払ってあげる”と軽いノリで約束を交わしているシーンが。ノリーンは本当にハーバードに合格し、この約束も真に受けられていた。高い学費を払うハメになった人の良いジョンは、誰からも工面の協力を得られないため、最後に高校時代からの友人で変わり者のダフに助けを求めるのだが…。