アルバニアからやってきた画家のロドルフォ、作家のマルセル、音楽家のジョナールは、貧乏だが気ままな暮らしを楽しんでいた。ある日、3人の前に美しい女性・ミミが現れる。ロドルフォはミミと恋に落ちるが、不法在留が発覚し強制送還されてしまう。

フランスのE・ロスタンが生んだ人気の名戯曲の映画化。詩才あふれる学者にして天下無双の剣客でありながら、人一倍大きな鼻を持つが故にコンプレックスを抱くというドラマティックな主人公役を、本作では名優ドパルドューがはまり役で鮮やかに好演。第43回カンヌ国際映画祭で男優賞などに輝き、第63回アカデミー賞では衣装デザイン賞を受賞。監督は「ボン・ヴォヤージュ」などのJ=P・ラプノー。 1640年のブルゴーニュ。詩人・哲学者・剣客など、多芸多才で知られるシラノ・ド・ベルジュラックだが、人一倍大きな鼻を持つが故にコンプレックスを抱き、従妹のロクサーヌをひそかに愛しながらもその胸の内を彼女に明かせない。やがて彼女が優男のクリスチャンを慕っていると知ったシラノは、自分は身を引いて2人の仲を取り持とうと、文才に欠けるクリスチャンに代わって、情熱的でロマンティックな恋文をロクサーヌに宛てて懸命に書き綴り出すが……。

アレクサンドル三世橋からセーヌ河の見下ろす男アンドレ(ジャメル・ドゥブース)は、身投げをして何もかも終わりにしようとしていた。そこへ透けるような白い肌と神々しく輝く金色の髪、さらには滑らかな曲線を描く肢体を持つ謎の美女アンジェラ(リー・ラスムッセン)が現れ、彼よりも先に河へ飛び込んでしまうが……。

小さな本屋で働くジョー(オードリー)は、共感主義かぶれ。ひょんな事からファッション雑誌のモデルを依頼される。撮影はパリ。パリには行きたいけれど、モデルなんて……。でも、パリに行けば共感主義の元祖フロストル教授にきっと会える!。雑誌の編集長マギー、カメラマンのディックと共にジョーはパリへ飛び立つ。

フランスに来て10年の黒人サンバに、国外退去命令が出ていたことが発覚。職場を追われた彼は移民支援のボランティアをしている女性と出会う。そんな二人の風変わりな関係を描いた、オマール・シー主演の感動作。

オードリー・ヘプバーン主演の名作『麗しのサブリナ』を現代的にリメイク。大実業家のお抱え運転手の娘が、美しく変身してパリから帰国。次男のデヴィッドはすっかり彼女に夢中になるが……。