ニューヨークの悪名高いマフィアのボス、ポール・ヴィッティは対立するプリモ・シンドーネ・ファミリーとの対決を目前に控えたある日、突然パニック障害に陥ってしまう。ポールは腹心のジェリーの紹介で、精神科医ベン・ソベルの治療を受ける事になるが、ベンにとってはまさに災難、ポールの治療を何にもまして最優先させられるハメになり、果てはかねてから予定していたローラとの結婚式までもメチャクチャにされてしまう。だが、ベンは治療を続けるうちに、ポールが少年時代に父親を目の前で殺されていた事を知り、これが彼のトラウマになっているのではないかと確信する。

共に離婚仲裁人として働くジョンとジェレミーはビジネスパートナーであり、私生活でも無二の親友同士。そんな2人の趣味は“結婚式荒らし”。身分を偽り他人の結婚式に紛れ込んでは、言葉巧みに女性たちを口説き、“お持ち帰り”してしまうのだった。そんなある日、2人は財務長官の娘の結婚式に忍び込む。そして、それぞれクレアとグロリアという長官の娘たちに狙いを定めるが、今回ばかりは勝手が違ったのか、ジェレミーはグロリアから逆にしつこくつきまとわれるハメとなり、一方のジョンは、あろうことかクレアに本気になってしまい…。

大切な娘がようやく留学から帰国した、と思いきやなんと突然の結婚宣言! 父親は当然、戸惑うのだが……。S.マーチンがコミカルかつ情感豊かに父親の揺れる心を表現。笑えて泣ける名作。

幼少時から花嫁になることに憧れていたメアリーは、今やサンフランシスコでトップのウェディングプランナー。ある日、大手食品会社の社長令嬢フランが予定している結婚式の仕事が入る。3カ月後の式を前に慌ただしい日々を送るメアリーだが、交通事故に遭いそうになったとき、小児科医スティーブと出会う。2人は野外上映会に出かけていい雰囲気になるが、後日、フランが紹介した婚約者がスティーブだったのでショックを受ける。

ブレナード博士(ロビン・ウィリアムズ)は天才的な発明家だが研究に没頭するあまり、恋人サラ(マルシア・ゲイ・ハーデン)との結婚式を2度もすっぽかしているとんでもないうっかり者。最期のチャンスと宣告された3度目の結婚式の当日、“究極のスーパー・エネルギー”の生成方法が突然ひらめき、早速実験開始!ところが、急激な化学変化で大爆発を起こし実験は大失敗…と思ったら、冷却タンクの中でなにやら動く気配が。中から出てきたのは透明なメロン・グリーンの不思議な物体。手にとるとそれは自由自在に姿を変え、くすぐると反応したりオドケてみせたり。その上ちょっと力を加えただけでものすごいエネルギーを放出する。ついに夢にまで見た驚異のスーパー・エネルギーの誕生だ。その名もフライング・ラバー(空飛ぶゴム)、フラバー!実験成功の興奮からふと我に返り結婚式を思い出すものの、もう完全に手遅れ…。さらに、この画期的な発明のことをかぎつけ、ひともうけしようとたくらんでいる者たちがいた。はたして、フラバーの運命は?そして博士とサラの恋の行方は…!