貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグは、「すべてに疑問を持て」という亡き母の言葉を胸に努力を重ね、名門ハーバード法科大学院に入学する。1956年当時、500人の生徒のうち女性は9人で、女子トイレすらなかった。家事も育児も分担する夫のマーティの協力のもと首席で卒業するが、女だからというだけで雇ってくれる法律事務所はなかった。やむなく大学教授になったルースは、70年代になってさらに男女平等の講義に力を入れる。それでも弁護士の夢を捨てられないルースに、マーティがある訴訟の記録を見せる。ルースはその訴訟が、歴史を変える裁判になることを信じ、自ら弁護を買って出るのだが──。
1961年、パメラ・L・トラヴァースは、ウォルト・ディズニーが長年熱望する「メリー・ポピンズ」の映画化について話し合うためにロサンゼルスに向かう。傑作児童文学の著者である彼女は気難しい性格で周りを困惑させる。スタッフたちはどうにかしてトラヴァースに映画化の契約書に署名してもらおうと心を砕く。
シングルとアルバムの総売上は全世界で3億枚を越える伝説的ミュージシャン、シンガーソングライター“エルトン・ジョン”の半生を描いた話題のミュージカル超大作。
1961年、空軍でテストパイロットを務めるニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)は、NASAのジェミニ計画の宇宙飛行士に選ばれ、ヒューストンの有人宇宙センターで過酷な訓練を受けながら他の飛行士たちとの絆を深めていく。NASAが目指すのは、宇宙計画のライバルであるソ連もまだ到達していない月面着陸。ニールたちは使命感を胸に、この前人未到のミッションに挑んでいく。
若きトニー・ソプラノが育ったのは、ニューアークの歴史の中でも激動と混乱の渦巻く時代。それはまさにライバルのギャングたちが台頭し、ディメオ・ファミリーの覇権に挑もうとしていた頃だった。そんな変わりゆく時代の波に翻弄されたのが、トニーの憧れの存在である叔父のディッキー・モルティサンティ。多感な 10 代の若者は叔父の影響を受けながら、やがて絶対的なマフィアのボス、トニー・ソプラノへと成長してゆく。
米ソ冷戦を背景に、亡命により離れ離れになった夫婦の運命を描いたラブサスペンス。「ミッション:インポッシブル」シリーズのレベッカ・ファーガソンがカティヤとローレンを1人2役で演じ、「レイルウェイ 運命の旅路」のサム・リード、テレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のチャールズ・ダンスが共演。WOWOWでは「愛の亡命」のタイトルで放映。 1961年、ソ連人のサーシャはアメリカに亡命するが、一緒に亡命するはずの妻カティヤは祖国に取り残されてしまう。1992年、アメリカで暮らすサーシャは、アーティストの姪ローレンがモスクワへ行くことを知り、カティヤに思いをはせる。1959年、サーシャはカティヤと恋に落ち結婚するが、彼女はサーシャの同僚ミーシャとともにアメリカに国家機密を流していた。
人気沸騰中のTV番組でホストを務めるダグ。無人島で5日間、たった一人で飲み物も食べ物もなくサバイバルするという企画を敢行する。しかし、自分しかいないはずの地で、不可解なことが起こり始める。何か巨大なものにえぐられたような山肌、水面に広がる無数の魚の死体、突如現れた巨大な≪ワナ≫……!“何か”が間近まで迫って来ている!! と、その時、耳鳴りがしたか思うと全身に強い衝撃を受けて隣の島まで吹っ飛ばされてしまうダグ。そして目の前に現れたのは、見たこともない謎の生命体だったー!!
1960年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の一人の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、フォーク・シンガーとしてコンサートホールやチャートの寵児となり、彼の歌と神秘性が世界的なセンセーションを巻き起こしつつ、1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの画期的なエレクトリック・ロックンロール・パフォーマンスで頂点を極めるまでを描く。