1980年春、キューバから何千もの人間が自由を求めてアメリカを目指した。その中に、太陽が降り注ぐマイアミに一攫千金を夢見る男がいた。彼の名は、トニー・モンタナ。彼の野望と情熱は、白い粉’コカイン’の一大大国を築き上げていくこと。無一文から暗黒街のボスにのし上がっていくが、頂点に上り詰めた彼を待ち受けた末路とは・・・。
ピューリッツァー賞に輝いたテネシー・ウィリアムズの同名戯曲を、名匠エリア・カザン監督が完全映画化。妹を訪ねてやってきた女性が、彼女を嫌う妹の夫によって暗い過去を暴かれ、精神的に病んでいくさまを描く。
ジョン・A・ルッソの原作を、CM監督出身のジョージ・A・ロメロが監督した歴史的作品であり、ゾンビ映画の記念碑的作品。全編に横溢するカニバリズムや反モラル的ラストなど当時のタブーに挑戦した内容は、根底に流れる独自のヒューマニズムが制作当時の世相を反映しており、賛否両論あったがロングランを続けた。結果として、ニューヨーク近代美術館にも所蔵されるカルト・クラシックとなっており、アメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録されている。父の墓参りの途中、バーバラと兄のジョニーは生ける屍に襲われる。兄を殺された恐怖と悲しみの中、バーバラは近くの民家に逃げ込む。民家には黒人青年のベンのほか、若いカップル、中年夫婦と大怪我を負ったその娘が集まってくるが、外部との連絡も取れないまま、周囲はゾンビの群れに取り囲まれていた。ドアや窓を塞ぎゾンビの侵入を防いだうえで脱出の方策を探るベンに対し、地下室に籠ることにこだわるハリーが対立する。ゾンビたちが人間を食い殺していることをテレビで知ったバーバラたちは、最寄りの避難所への脱出を試みる。
紀元前12世紀。繁栄を極めた都市国家トロイとギリシャの強国スパルタとの戦いが和平を迎えようとしていた。だがトロイの王子パリスがスパルタ王メネラウスの妃ヘレンと恋に落ちたことから、両国間の関係は再び悪化。王妃を奪われ激怒するメネラウスのもと、ギリシャは最強の戦士アキレス率いる大船団をトロイに差し向ける。一方トロイは、パリスの兄ヘクトルを指揮官にギリシャ軍を迎え撃つ。
『子熊物語』のアノー監督による感動大作。アンコール遺跡で生まれた虎の兄弟クマルとサンガ。親を失い、兄クマルと離れ離れになったサンガは人間の少年にかくまわれる。後に兄と再会するのだが……。
アメリカ各地で強盗殺人を繰り広げたゲッコー兄弟は、警察の追及を振り切るべく、メキシコを目指して逃亡を続けている。牧師を辞めて放浪の旅をしていたフラーとその一家は、たまたま立ち寄ったモーテルでゲッコー兄弟に誘拐され、国境を突破するための隠れ蓑に利用される。メキシコに到着した一行は、兄弟が現地の組織の使者と落ち合う予定のナイトクラブ「ティッティー・ツイスター」で一夜を過ごすことになるが、そこは吸血鬼の巣窟と化していた。かくして、夕暮れから夜明けまでの戦いが始まる。
ブレイドはヴァンパイアと人間との間に生まれた混血で、人間を脅かすヴァンパイアを抹殺するために闘うヴァンパイア・ハンターだ。彼は母親を死に追いやった宿敵のヴァンパイア、フロストを追っていた。フロストは世界征服を狙い、暗黒院の書庫で古代予言書「マルガの書」をコンピュータで解読し、12人のヴァンパイアを生け贄に全能の力を得ようと企んでいた。ブレイドは彼らのアジト暗黒院に潜入、フロストがマルガを呼び起こす儀式を阻止しようとする。
舞台はシカゴ。消防士の父、デニスに連れられ火災現場に赴いた少年ブライアンは父の大活躍に大喜び。だが次の瞬間、父は同僚・アドコックスを庇い殉職。幼い少年は、父の死をただ呆然と立ちつくしながら見守るしかなかった。それから20年後。兄・スティーブンと同じく亡父の跡を継ぐかのようにブライアンは消防士となった。念願かなったかに見えたが、配属先はよりにもよって兄・スティーブンが隊長を務め、過激な任務遂行ぶりで知られる第17分隊であった。
ベテラン刑事ブレットとその相棒トニーは、強引な逮捕が原因で6週間の停職処分となった。家族のために大金を必要としていたブレットは、麻薬密売人の取引後に彼らから金を強奪する事を思いつく。ブレットはトニーを誘い、ボーゲルマンという男に狙いを定め監視・尾行するが、これが思わぬ方向へと向かう。
リトル家はやさしいパパとママ、一人息子のジョージ、猫のスノーベルの幸せな4人家族。ある日、弟を欲しがるジョージのために養護施設に訪れたリトル夫妻は、人間の言葉を話すネズミ、スチュアートに出逢い、気に入って養子にもらい受ける。家族を持つという夢が叶って大喜びのスチュアートだが、人間の弟を欲しがっていたジョージは不満顔。スノーベルも自分がネズミのペットになるのが気にくわないのだった。
人気ジャパニーズホラー「呪怨」のハリウッド版第3弾。シカゴで起きた一家惨殺事件の唯一の生き残りである小学生ジェイクが、精神病院で不可解な死を遂げた。その頃、東京では伽椰子の妹ナオコが、姉が夫に殺される悪夢に悩まされていた。シカゴの事件が伽椰子の怨念の仕業だと直感したナオコは、呪いの連鎖を断ちきるべく現地へと向かう。一方、事件が起きたアパートでは、管理人マックスの妹ローズが、不気味な白い少年の姿を目撃していた。やがて、アパートの住人たちが次々と死んでいき……。加山雄三の娘としても知られるニューヨーク在住の女優・池端えみがナオコ役を演じた。