1950年代後半。宇宙計画でソ連に遅れをとったアメリカは、マーキュリー計画を実現させるべく、急遽7人のパイロットを選出。新世界へと旅立つヒーローとして、彼らの前途は約束されてはいたが、ロケットも未完成の計画は無謀といえるものであった。その一方で、初めて音速の壁を破った伝説のテスト・パイロット=チャック・イエガーは、自らの手で大空へ挑戦し続けていた。
1969年7月、アポロ11号。人類が月面を歩く歴史的映像は、オーストラリアの片田舎にあったパラボラアンテナによって中継され、全世界へ伝わっていた。事実を基に製作された感動作。
隕石や流星、地表への落下が、古代よりどのように人類の想像力を掻き立て、宇宙観に影響を与えてきたのか。それは我々の文明の歴史を改めて紐解くことにつながっていく。名匠ヴェルナー・ヘルツォークと火山学者クライブ・オッペンハイマーの共同監督によるドキュメンタリー作品。