P・ニューマン主演による「ハスラー」の続編。かつてのハスラー、エディは、あのミネソタ・ファッツとの死闘から25年が経ち、今はもう50代。現在は現役を離れ、シカゴを根城に気ままな生活を送っていた。そんな彼の目に、顔に似合わぬ鋭いキューさばきで容赦なく相手を打ち負かしているビンセントという若いハスラーの姿が止まった。彼の姿に若い頃の自分を重ねるエディ。彼はこの若者を、自分の手で最高のハスラーに育て上げようと決心する。
若くして野球の天才と呼ばれるが、凶弾によって球界入りを遅らされ、35歳にして“奇跡のルーキー”として活躍する事になった男ロイ・ホッブス。その男の半生を「レインマン」のバリー・レヴィンソン監督が詩情豊かに綴った作品。R・レッドフォード主演。
ダックスを逆転優勝に招き、自らも復権を果たした元コーチのゴードン・ボンベイ(エミリオ・エステヴェス)は、かねてから夢だったメジャーリーグでのプレイを目指してリンクに戻ったものの、栄光を目前にして無念の負傷を負う。失意の内に帰郷した彼を、スポーツ店を営むヤン老人(ヤン・ロービッシュ)とダックスのキャプテンだったチャーリー(ジョシュア・ジャクソン)が暖かく迎える。ヤンは落ち込むゴードンに、近くロスで開かれる世界大会の“チームUSA”のコーチを勧める。チームのスポンサーであるヘンドリックス社のティブルス(マイケル・タッカー)も、奇跡を呼ぶ男ゴードンの復活を強く促した。ゴードンは引き受け、メンバー集めを開始。ダックスの面々に加え、全米各地から新メンバーが集められた。しかし、優勝時とは似ても似つかないチーム状態に、ゴードンの檄が飛ぶ。しごかれた後の子供たちを、勉強と監視に当たる専任教師ミシェル(キャスリン・アープ)が優しく包む。いよいよロスに乗り込んだチームは第1、2戦を勝ち抜き、幸先のよいスタートを切る。ゴードンはヘンドリックス社の顔として、すっかり浮かれてしまう。ところが、鬼コーチのスタンソン(カーステン・ノーガード)率いるアイスランド・チームに大敗を喫し、焦るゴードンは子供たちに猛練習を命じた。ミシェルは彼に抗議し、子供たちとゴードンの間に亀裂が生じる。だが、ヤンのいさめの言葉にゴードンも深く反省し、彼とチームに一体感が芽生えた。特訓の末にチームUSAはカナダを破り、アイスランドも一敗して星が並ぶ。ダックスのチーム名を復活させた子供たちは、不屈の闘志を漲らせて試合に臨み、再び奇跡の逆転優勝を遂げた。