1960年代の保守的な家庭で、5人兄弟の4男として育ったザック。「特別な子」と呼ばれた彼は、軍で働き音楽を愛する父親と過保護気味の母親、それぞれ文武に秀でた兄2人、問題だらけの次男を観察しながら幼少期を過ごす。やがて思春期に足を踏み入れる1970年代。ザックは同性に惹かれ始めた自らのアイデンティティと、男らしくあれという父親の価値観の間でもがくようになる。

1962年のある晩、勘違いから危険を感じた発明家のカルヴィンは、身重の妻を抱えて地下シェルターへと避難した。やがて妻は可愛い男の子、アダムを出産。アダムはシェルターの中ですくすくと成長してゆく。そして35歳となったアダムは、必要に迫られ地上へ出る覚悟をするが・・・。

世界大戦後の廃墟で生き延びていた女性兵士デュナンは、人類への奉仕者として肉体・感情を制御されたクローン人間バイオロイドの管理する理想都市オリュンポスに連行され、そこで全身サイボーグ化していた恋人ブリアレオスと再会する。彼の所属する元老院ESWATの一員となったデュナンは、やがてバイオロイドの開発とオリュンポス計画に自分の両親が関わっていた事実を知り、自身もバイオロイドの軛を解き放つ鍵「アップルシード」をめぐる陰謀に巻き込まれていく。

イギリスに住む9歳の少年ジェームズは両親をサイに襲われて亡くし、意地悪なふたりの叔母に引き取られていた。そんな彼の夢は、夢が叶う場所、ニューヨークへ行くこと。ある日、彼は見知らぬ老人から緑色に輝く不思議なものが入った袋をもらい、誤ってそれを桃の木の根元にこぼしてしまう。すると、みるみるうちに巨大な桃が育ち、それを一口かじったジェームズは桃の中へ。中には6匹の虫たちが待っていた。彼らと仲良くなったジェームズは、大きな桃に乗って、一路ニューヨークへと旅立つ。しかし彼らの行く手には思いがけないトラブルが待ち受けていた。

10歳の少女ジェライザ=ローズは、元ロックスターでジャンキーのパパと同じく、ジャンキーのママと共に暮らしいていた。ある日、オーバードーズでママを亡くしたパパとジェライザ=ローズは、バスに乗ってテキサスにあるお祖母ちゃんの家を目指す。<悲惨な現実を生きる少女ジェライザ=ローズが、少女ならではのイマジネーションを使って、奇妙で不可思議な冒険を繰り広げるファンタジー。アメリカの人気作家ミッチ・カリンの「タイドランド」を、テリー・ギリアムが奇想天外なギリアム版「不思議の国のアリス」に仕上げた。>

医学博士デヴィッド・ルーベンの小説を、7つの章に分けて描くオムニバス・パロディ映画。誰もが知りたい他人のセックス秘話を、おもしろおかしく解釈し、コミカルに演出する。

施設で暮らすシュー・ニエンは、裕福なシエ家に引き取られ、御曹司シエ・イエンと幼少期を過ごす。 ともに過ごし成長するうちに、お互いになくてはならない存在となった。 シエ・イエンは留学から戻り、彼女を連れてきたが、彼女はふたりの主従のような関係性が理解できず、シュー・ニエンの存在を疎ましく思うように。誤解を抱いたまま、次第にふたりの心の距離は離れてしまう。お互いに想いながらも、周囲の思惑ですれ違うふたりの行く末は…?

退屈していたコンラッドとサリーの前に現れた、不思議なしゃべるネコ。つまらない1日を楽しくしてくれるのはいいけれど、あっという間に家中がメチャクチャに。