日活の成人映画レーベル「ロマンポルノ」の45周年を記念して日本映画界の第一線で活躍する監督たちが新作ロマンポルノを手掛ける「日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」で、「冷たい熱帯魚」「ヒミズ」の園子温監督がメガホンをとったアナーキーな1作。小説家兼アーティストとしてブレイクした京子は、極彩色の部屋に籠もり、マネージャーの典子から知らされるスケジュールを分刻みでこなす毎日を送っていた。次第に虚構と現実の境が曖昧になっていく中、京子の意外な過去が暴かれていく。主人公の京子役に「みんな!エスパーだよ!」の冨手麻妙。

深夜24時まで営業する“エンパイア レコード”。そこには落ち目のアイドルにぞっこんなコリーや「コリーに告白する!」と宣言するA.J.など、超個性的な店員たちでいっぱい。そんななか、雇われ店長のジョーは消えた売上金のことで頭を悩ませていた。

少女は、純粋で残酷な怪物になるー19世紀後半の英国。裕福な商家に嫁いだ17歳のキャサリン。気難しい40歳の夫は彼女に興味がなく、体の関係を持たない。意地悪な舅からは外出を禁じられ、人里離れた屋敷で退屈な生活を送っていた。ある日、夫の留守中に若い使用人に誘惑され不倫関係となったキャサリン。抑え込まれていたものが解き放たれ、少女は欲望を満たすため、邪魔者を許さない純粋で残酷な怪物へと変貌していく。