1930年代の南アフリカを舞台に、ボクシングを通して人種差別問題を鋭く描いた感動作。監督は『ロッキー』『ベスト・キッド』を生み出したジョン・G.アヴィルドセン。壮大なスケール感が見どころだ。

35年のテキサス。酔っ払いの黒人によって誤って撃ち殺された保安官の妻、エドナ。それまで家計は夫に任せ切りで家に借金がある事すら知らなかった彼女は、銀行から期限までにお金を返さなければ家を売るように言われ、二人の子供を抱えて途方にくれてしまう。そんなある日、物乞いに現れた黒人に家の前の畑で綿花を育てればいい金になる事を教えられ、彼を雇って畑仕事を開始する。途中、幾多の苦難を乗り越え収穫の日を迎えるのだったが……。

ローレンス・カスダン監督によるヒューマン・ドラマの秀作。大都会ロサンゼルスを舞台に、それぞれに人生の転換期を迎えた6人の男女のエピソードを群像劇タッチに描いている。

ビバリー・ヒルズのプール付き豪邸に生まれ、セックス&ドラッグ&ロックン・ロールをあたかも空気のように吸い込んで生活する若者たちの”ゼロより少ない青春”。トレンドの下に隠された哀しさが露になる時、ゼロ・ゼネレーションは音をたてて崩れ落ちていく。

外国の脅威が迫る幕末の世。安中藩主・板倉勝明は藩士を鍛えるため、15里の山道を走る遠足を開催することに。しかし行き違いによって幕府への反逆とみなされてしまい、安中藩取り潰しを狙う刺客が藩士不在の城に送り込まれる。遠足参加中に藩の危機を知った安中藩士の唐沢甚内は、計画を阻止するべく走り出す。