東北地方の山河高校の、落ちこぼれ学生だった友子ら13人の女子生徒は、夏休みの補習授業をサボるために、食中毒で入院した吹奏楽部のピンチヒッターに応募する。 唯一、食中毒を免れた気の弱い吹奏楽部員・拓雄の指導で、ビッグバンドジャズをはじめた友子らは、次第に演奏の楽しさに目覚め、ジャズにのめりこんでいく。しかし、吹奏楽部員が退院して復帰したため、あえなくお払い箱になってしまう。 2学期になった友子らは、演奏の楽しさが忘れられず、バンドを結成し、楽器を買うためにアルバイトに精を出して、失敗したり四苦八苦しながら、ビッグバンドジャズにのめりこんでいく。

幼いマリーのもと、おじいちゃんがオウムのひな、ポーリーを連れてきた。ポーリーは人間の言葉を理解し、人間の言葉をしゃべる不思議なオウム。思うように言葉を話せない飼い主マリーのことを想ったポーリーは、彼女の言葉の先生になる。しかし、ポーリーとしか遊ばない娘を心配した両親は、ポーリーをカゴに入れて遠くへ連れていってしまった・・・。ポーリーは愛しいマリーのもとへ帰るため、旅へ出る決意をした。だが、そこにはいくつもの試練が待ちうけていた・・・。

ドレビン刑事は出会いと別れを繰り返したジェーンとついに結婚し、警察を辞職して専業主夫になる道を選ぶ。だが元同僚のホッケン署長らに、刑事への復職と、刑務所に服役中の爆弾魔ロッコのセクシーな恋人タニヤの身辺捜査を依頼される。ドレビンが復職したら離婚するというジェーンとの約束を破ってしまったため、ジェーンは家出するが、ドレビンはロッコの次なる陰謀を知るべく、ロッコがいる刑務所に受刑者となって潜入するが?

シリーズの主人公であるクルーゾー警部を長年演じ続けたP・セラーズの死後、別のキャラクターを立てて製作された作品。シリーズの正当な流れに属してはいるが、趣はまるで異なり、ちょっと間の抜けた刑事が快盗ピンク・パンサーを追跡するという構成になっている。セラーズの抜けた穴はあまりに大きく、それを埋める映画にはならなかった。唯一笑えるのは、保養地の温泉に、007の疲れを癒すためにロジャー・ムーアがお忍びで来ているという設定で、何と本人がゲスト出演、主役の刑事と一緒に温泉につかっているという不思議な場面が展開されている。