裕福で家柄の良い男性との結婚が女性の幸せとされる時代。知性と独立心にあふれた牧師館の娘・ジェインは、愛のための結婚を望み、両親が薦める地元の名士との結婚には同意しなかった。ある日、彼女は素朴な田舎の人々を軽視するトム・ルフロイと出会う。

ハリウッド黄金期、フランケンシュタイン映画によって頂点を極めながらも謎の引退を遂げた伝説の映画監督ジェームズ・ホエール(イアン・マッケラン)。彼は日に日に悪化する精神錯乱に怯え、正気を失う前に自分を抹殺してくれる人間を探していた。そんな時、元海兵隊の流れ者クレイトン・ブーン(ブレンダン・フレイザー)が、隠遁生活を送るこの老人の庭師として雇われる。彼こそが自分の苦悩に終止符を打つ”怪物”だと直感したホエールは、奇妙な友情と死への期待感をもってブーンを挑発する。やがてフラッシュバックと共に、フランケンシュタインの怪物の誕生の夜のような、雷鳴の轟く夜が更けていく…。

元英国首相アダム・ラング(ピアース・ブロスナン)の自叙伝執筆を依頼されたゴーストライター(ユアン・マクレガー)。ラングが滞在する真冬のアメリカ東海岸の孤島に1ヵ月閉じ込められることと、締め切りまで時間がないことを除けば、おいしい仕事のはずだった。しかし、前任者のゴーストライターは事故で死んだという―。とにかく、気乗りがしなかった…。仕事を始めた直後、ラングに、イスラム過激派のテロ容疑者を‘不法’に捕らえ、拷問にかけたという戦犯容疑がかかる。しかし、この政治スキャンダルもまだ序章に過ぎなかった。

ピーターラビットの生みの親、ビアトリクス・ポターの半生を描く感動のトゥルー・ストーリー!1902年、ヴィクトリア朝の英国。上流階級の女性が結婚しないで仕事を持つことなどあり得ないこの時代に、アーティストとして生きることを夢みる一人の女性がいた。彼女の名前は、ビアトリクス・ポター。彼女は幼い頃に湖水地方で出逢った大好きな動物たちの絵に物語を添えて、絵本として世に出したいと願っていた。

“イギリスで最も素晴らしい女性”と讃えられた作家、アイリス・マードックと夫との激しく深い愛の軌跡を描く。2002年アカデミー賞ほか世界中の映画賞に輝いた、真実のラヴ・ストーリー。