ある朝、赤い風船が街灯に引っ掛かっているのを見つけた少年パスカル。街灯によじ登って風船を手に取った彼は、しっかり握ったまま風船と一緒に過ごすように。だが、しばらくすると、風船は手を離してもパスカルの行く先々についてくるようになる。そんなパスカルと風船を町のいたずらっ子たちが追うが……。<1956年に発表され、その年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したものの、日本では観る機会が限られていた伝説の名作。赤い風船と1人の少年が織り成す、ハートウォーミングでファンタスティックなドラマが展開する。監督は“シネ・ポエム”と呼ぶべき作品を生み出した、アルベール・ラモリス。シンプルなストーリーとわずかなセリフで構成されている、詩情豊かな作品世界が堪能できる。>
ある夏の日、5年前に事故で死んでしまったはずの“めんま”こと芽衣子が現れる。かつて、仲良しグループ“超平和バスターズ”を結成していた6人組。芽衣子のほかの5人は、高校生になっていた。事故の日以来、離れ離れになっていった彼らだったが、芽衣子が彼らの前に現われた理由を探すために再び集まる。
ローレンス・カスダン監督によるヒューマン・ドラマの秀作。大都会ロサンゼルスを舞台に、それぞれに人生の転換期を迎えた6人の男女のエピソードを群像劇タッチに描いている。
ロバート・ベントン監督がモーガン・フリーマンを主演に迎えて贈る、大人のラヴストーリー。悩みを抱えた9人の男女が、それぞれの愛の形を見出すまでの人間模様を描き出す。不良息子との折り合いに悩む哲学教授を軸に愛を語る群像劇。