恋愛小説「ミザリー」シリーズのベストセラー作家ポールは純文学に転向しようと、シリーズの主人公の女性ミザリーの死をもってシリーズを完結させる。山中のロッジで私小説第1作を書き上げた彼は吹雪の中、家路を目指すが、車は事故に遭い、彼も重傷を負う。そんなポールは近くに住む元看護師アニーに救われるが、彼女は「ミザリー」の熱狂的ファン。彼を手厚く看護してやるが、出版された「ミザリー」最終刊を読むと豹変する。
イタリア、ポー河沿いのレストランを夫と営むジョヴァンナ(クララ・カラマイ)は、ある日店に現れた男ジーノ(マッシモ・ジロッティ)に魅せられる。まもなく関係を結んでしまったふたりは、やがて夫を殺すべく計画を実行に移すが…。
ベン・アフレックの長編監督デビュー作は、弟ケイシー・アフレックを主演に迎えたサスペンス・アクションだ。小さな町で少女誘拐事件が発生。捜索を依頼された私立探偵は、やがて衝撃の真実に気付くが……。
活字の存在しない未来の管理社会を描いたレイ・ブラッドベリの小説を映画化。主人公モンターグは禁止されている書物の捜索と焼却にあたる有能な消防士だったが、クラリスという女性と知り合った事から本について興味を持ち始める。やがて読書の虜となった彼の前には妻の裏切りと同僚の追跡が待っていた……。
ホーマーはセント・クラウズの孤児院で生まれ育った。親代わりのラーチ院長の仕事である助産と当時は禁止されていた堕胎の仕事を手伝う彼だが、やがて自身の将来に不安を抱き始める。ある日、ホーマーは手術に訪れた若い女性キャンディとその恋人の軍人ウォリーと共に孤児院を飛び出した。彼はウォリーの誘いで彼の母親オリーヴが経営するリンゴ園で働き、収穫人たちの宿舎サイダーハウスで暮らし始めるが・・・。
好調なうちに裏社会から足を洗おうと決意した名もなき麻薬ディーラー(ダニエル・クレイグ)。ある日、彼は裏社会の大御所エディ(マイケル・ガンボン)の麻薬中毒の娘を捜し出すよう命令される。さらに、あるギャングが手に入れた100万錠のエクスタシーを売りさばくことになった彼は、この2つの仕事を最後に引退しようとするが……。
ジャングルの奥深くで動物たちに育てられた少年が、傍若無人な天敵と自分と同じ種である人間に立ち向かう。恐れを乗り越え運命をつかんだその姿は、まさに真の勇者。