戦争によって“意識ある肉塊”と化したひとりの青年を描いたD・トランボの小説を自身の脚色・初監督で完成させたトランボ渾身の反戦ドラマ。ジョーは今、野戦病院のベッドで静かに横たわっている。第一次大戦の中、彼はほとんどの器官を失う大怪我を負いここに運ばれてきたのだ。真の暗闇の中でジョーは想う。釣り好きだった父と過ごした日々や、出征前夜に恋人と交わした愛の営み……。やがてひとりの看護婦がジョーの胸に書き記した文字によって彼は外界との繋がりを持つのだが……。

第一次大戦で活躍した、実在の人物を描いた伝記的映画。テネシーの田舎町に生まれたヨークは、何物にも縛られない自由人だった。しかし、ある時から信仰に目覚めた彼は、真の自由を守るためには、戦争もやむなしという結論に達する。そして彼は、戦場で幾つもの武勲を立てるのだった……。

パワフルな歌声、ダイナミックなアクション。聴衆を惹きつけてやまない人間的な深い魅力を武器に、ロック界の女王として君臨してきたティナ・ターナー。彼女の半生を、自伝をもとに描いた感動作。

ベトナム戦争からほぼ半世紀。ともに戦った4人の黒人退役軍人が、隊長の亡骸と埋められた金塊を探し出すために戦場へと舞い戻る。スパイク・リー監督作品。

1930年代、大不況のアメリカ。長距離トラックの運転手ジミー・ホッファは、低賃金で過度の労働を強いられる長距離トラック運転手たちの組合“チームスター”を組織した。彼は経営者側との対立や抗争に備えマフィアに接近し力を借りるようになる。やがて第二次大戦が終わるとアメリカ経済は繁栄期を迎え、ホッファはますます組合の中での地位を固め、更に彼はマフィアへ資金援助をするなど関係を深めていく。