賞金稼ぎを生業とする残虐な無法者集団。彼らは無垢の人々をも手にかけ、一顧だにしない冷酷さを持っていた。彼らに夫を殺された未亡人は、ひとりの男に復讐を依頼する。サイレンスと呼ばれるその男は、幼いときに両親を殺され、自分も声帯を切り裂かれて声を失っていた...。『続・荒野の用心棒』と並ぶセルジオ・コルブッチ監督の代表作にして、マカロニ史上に残る異色カルト・ウエスタン。モリコーネの悲哀に満ちた音楽も印象的。

元海兵隊のスナイパー、ボブ・リー・スワガーは一線を退き、広大な自然が広がる山奥で隠遁生活を送っていた。しかし、退役したアイザック・ジョンソン大佐が彼のもとを訪問し、大統領暗殺計画が発覚したため、ボブの力を借りたいと言う。ところが、それは巧妙に仕組まれた罠だった。

ジョーは、大統領の命を救った事もある元シークレット・サービスだったが、今はしがない探偵に落ちぶれていた。ダンサーのコリーの身辺警護を仕事仲間が持ち込んできたが、女房と密通していたそいつは、ジョーの家の前で車ごと爆死する。一方、コリーの情夫、元フットボーラーのジミーは、妻子を事故で失った傷も癒えぬまま、麻薬と賭博でリーグを追われ、人生に何の目標も持てない日々を送っていた。警護に就いたジョーを何者かが襲う。辛くも相手を倒し、駆けつけるが一歩遅く、ジョーとジミーの目前でコリーは何者かに殺されてしまう。

大統領の友人がクルーザーの中で一家皆殺しにされる。CIA情報担当副長官ジャック・ライアンは、被害者が麻薬組織の金の洗濯係だったことを突き止めた。大統領は密かに組織への攻撃を補佐官に命令する。 CIA作戦担当副長官は密かに特殊部隊をコロンビアに送り込む。麻薬王の情報係コルテズはボスの地位を乗っ取るため補佐官に取引を持ちかけ、攻撃の中止を約束させる。 それを知ったライアンは見殺しにされようとしている隊員たちを救うために現地に向かうが、全ては彼のせいだと聞かされているCIA工作員クラークが殺害命令を受けて待ち構えていた。

国民の憎悪を発散させ、それによって治安を維持しようと、アメリカ政府は1年に1晩だけ殺人などの全犯罪を認める日、パージを制定する。その日を迎え、家路を急ぐものの車がパンクしたために街をさまよう夫婦。何者かに襲われ、拉致されそうになる母娘。武装した男に救われた彼らは、協力し合いながら無法地帯となった街からの脱出を試みる。次々と襲い掛かってくる殺人者たちを倒していく。

舞台は、1992年に起きた旧ユーゴスラビアの民族紛争が一応解決し、和平が結ばれているボスニア。米海軍大尉クリス・バーネットは、平和を維持するための軍務に意味を見出せず、レイガート司令官と衝突する。そして、本来は休暇であるクリスマスに、レイガート司令官はボスニア上空からの撮影任務を命じる。相棒のスタックハウスと共に空母カール・ビンソンから発艦したF/A-18Fは、ボスニア上空を飛行中、飛行ルートを外れた地帯にレーダー反応を探知。そちらへ向かうと地上に兵器が映り、カメラでの録画に成功する。しかし突然、地対空ミサイル(SAM)による攻撃をうけて撃ち落とされる。

『ボーン・アイデンティティー』のダグ・リーマン監督が、実在のスナイパーをモデルに描くサバイバルアクション。イラクの荒廃した村で戦うアメリカ軍狙撃兵・アイザックとマシューズ。足を撃たれたアイザックは、通信機で救助を呼び掛けるが…。

サンフランシスコ市警の刑事スコットは、交渉人(ネゴシエーター)として数々の事件を解決してきたが、無鉄砲な行動のために署内では厄介者扱いされ、恋人とも破局寸前にまで陥っていた。そんなある日、宝石強奪犯のコーダによって相棒の刑事が殺害されてしまう。怒りに震えるスコットだったが、署長はそんな彼を新人ネゴシエーターのケヴィンの教育係に任命する。この命令を不服に思う彼だったが、後に二人でコーダを追い詰めていく。

海兵隊の凄腕狙撃手ベケットが右腕の負傷で除隊となってから数年後。彼はNSA(国家安全保障局)から現役への復帰を打診されるが、標的を知って驚く。そこにはベトナム時代に戦死した戦友で、命の恩人でもあったポールの姿があった。ひそかに生きながらえていた彼は、祖国への忠誠心を失い、テロ組織を築いているという。もしもその存在が明るみに出れば、大統領候補と目されているポールの息子へのダメージは計り知れなかった。

伝説の狙撃手とされる元海兵隊員ベケットは今や軍を退き、狩猟者相手のガイドとして生計を立てていた。そんな彼の前に軍の情報士官やCIAが現われ、ある任務を依頼してくる。彼らの情報によるとバルカン半島のある国で、イスラム教徒の抹殺作戦が進行中だという。ベケットに課せられた任務とは、民族浄化計画の首謀者ヴァルストリア将軍の暗殺だった。ベケットは、除隊前の階級を復活させることを条件に任務を引き受ける。

妻と南仏で引退生活を送る元CIAの腕利き秘密工作員クイン。彼は宿敵であるテロリスト、スタブロスの逮捕に協力するためCIAに復帰するが、判断ミスで取り逃がし、脱出不可能の孤島に送られる。そこは世界各国の有能な工作員たちが秘密裏にテロリストの情報分析を行うためのシンクタンクだった。だが、出産直前の妻が人質になったことを知った彼は島を脱出。武器スペシャリストのヤズを仲間に妻を救出するためローマへ向かう・・・。

最初は、ジュリア(ローラリーガン)は、友人のビリー(ジョンアブラハムズ)が子供として持っていた恐ろしい悪夢について、彼女が「彼ら」に注意することを勧めながら、絶えず黙想することを真剣に受け止めません。 しかし、賢い女の子であるジュリアは、彼女の魅力的なボーイフレンドポール(マークブルーカス)だけに興味を持ち、勉強を終えています。 彼女が悪夢を見て、影に奇妙な形を見ると、彼女は子供の頃の恐怖から戻ってきた乗客にそれを責めます。 一方、ビリーの友人の2人、サム(イーサン・エンブリー)とテリー(ダグマラ・ドミンチク)は、ビリーの不安は十分に根拠があり、恐ろしい何かが起きようとしているという感覚を揺るがすことができないと信じ始めます。 突然、ビリーを恐怖に陥れるモンスターが現実のものとなり、ジュリアは心配して彼女の恐ろしいビジョンについて語ります。 その瞬間から、ポールを含む誰もが彼女がおかしいと疑い始めます。

強盗に殺された父の死に責任を感じ、立ち直れずにいた青年トビー。彼は無人島で3泊を過ごす更生プログラムに参加する。それはサバイバルを通じて自分を見つめ直し、生きる意志を取り戻すというものだったが、程なく、彼は無人のはずの島でひとりの少女と遭遇する。その少女マデリンは、母親によって半ば閉じ込められるようにこの島に住まわされているらしい。トビーは迎えが来次第彼女を連れて島を出ようとする。