『魔人ドラキュラ』でもベラ・ルゴシと組んだトッド・ブラウニング監督が、サーカスを舞台に裏切りと報復の世界を描いた1932年のホラーである。オルガ・バクラノヴァ演じる邪心のある空中ブランコ乗りの女性が、財産を目当てにサーカスの見世物である小人と結婚する。だがそれが、同じように「変わった」姿をしたサーカスの仲間たちに知られ、復讐される。
ドイツ表現主義の巨匠F・W・ムルナウがブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」を映画化し、吸血鬼映画の原点となった名作ホラー。ブレーメンの不動産業屋で働く青年フッターは、上司の命令でトランシルバニアのオルロック伯爵の城を訪れる。しかし、実はオルロック伯爵は恐ろしい吸血鬼だった。正体を知られたオルロック伯爵はフッターを城に幽閉し、棺と共に船に乗り込んでブレーメンへと向かう。
ロンドンに暮らすショーンは、いい歳して人生の目標や目的を持たぬまま、親友のエドとパブに入り浸るばかりの冴えない毎日を送っていた。そんな彼に長年の恋人リズもついに愛想を尽かしてしまう。このままではいけないと自覚したショーンは、リズとヨリを戻すため、これまでのだらしない生活を改めようと決意する。ところが、ショーンが恋人のことで頭がいっぱいになっている間に、街にはゾンビが溢れ、生きた人間を次々と襲っていたのだった。
アフリカ奥地で発見された未知の生物ラット・モンキーに噛まれたためにゾンビ化してしまった母親。息子のマザコン青年はなんとか事態の収拾を図るが、その間にも犠牲者の数は増えていく......。
休暇を過ごす為、アッシュは恋人シェリルと妹や友人と共に森深くたたずむ別荘にやって来る。 暖炉を囲みながら夜更けまで楽しく過ごす若者たち。退屈しのぎに別荘の地下室に入りそこで見つけた 古いテープレコーダーを再生すると、そこからはかつて別荘の住人だった学者の古文書解読の経緯を 伝える音声が流れてくる。古文書の呪文の一節を朗読するその音声は唱えてはならない古代の死霊を 呼び出す禁句であった。薄気味の悪いテープの内容にナーバスになるアッシュの妹だったが、次の瞬間 愛らしい妹は恐ろしい形相になり、宙に浮かびながら死霊を呼び覚ました全員を皆殺しにすると吐き捨て 襲いかかってくる。死霊にとりつかれた妹をいさめるにはもはや地下室に閉じ込めるしかなく、その間 アッシュはテープから流れていた死霊から逃れる方法を思い出していた。その方法とはとりつかれた者 の体をバラバラに裂くしかないというものであった・・。思い悩むアッシュ達をあざ笑うように死霊達 は仲間に次々と憑依してゆく。
アメリカ各地で強盗殺人を繰り広げたゲッコー兄弟は、警察の追及を振り切るべく、メキシコを目指して逃亡を続けている。牧師を辞めて放浪の旅をしていたフラーとその一家は、たまたま立ち寄ったモーテルでゲッコー兄弟に誘拐され、国境を突破するための隠れ蓑に利用される。メキシコに到着した一行は、兄弟が現地の組織の使者と落ち合う予定のナイトクラブ「ティッティー・ツイスター」で一夜を過ごすことになるが、そこは吸血鬼の巣窟と化していた。かくして、夕暮れから夜明けまでの戦いが始まる。
マリーとアレックスは女友達同士。 勉強に専念するために、二人はアレックスの両親のいる田舎の一軒家に行く事にした。 それは周囲をトウモロコシ畑が取り囲む孤立した一軒家だった。 到着後アレックスの家族に挨拶したあと、自分にあてがわれた部屋にマリーはいた。 家の前にトラックがやってきて、車中から降り立った一人の男性が、ドアベルを鳴らし出した。