1952年の歳末、NYの高級百貨店でアルバイトをするテレーズは、クリスマスプレゼントを探しに店を訪れた優雅で上品な人妻キャロルと出会い、彼女に魅せられる。店に置き忘れた手袋をキャロルに送り届けたことから、彼女の知己を得たテレーズは、キャロルが夫ハージとの愛のない結婚生活に疲れ果て、いまや離婚協議中であること、そして娘の親権を彼に奪われそうになって苦しんでいることを知る。2人の距離は次第に縮まる。

ニューヨークの出版社に勤めるやり手の編集長マーガレット。40代独身で妥協を許さない彼女は、部下たちから“魔女”と恐れられていた。ある日、彼女は入国管理局から国外退去を命じられる。カナダ国籍の彼女は、忙しさでビザの申請を忘れていたのだ。なんとか処分を逃れたい彼女は、その場にいたアシスタント、アンドリューと結婚するとでまかせを言ってしまう。だが、もし嘘が発覚すれば両者とも重罪に問われることになってしまう。

ニューヨーク・マンハッタンのアパートに、大好きな飼い主ケイティと住むテリア犬のマックス。彼は散歩に行くと見せかけて連れてこられた病院で行動障害の専門医に診てもらうことに。自分に行動障害があると思ってもいなかったマックスは疑問をいだくが、待合室にいた猫が「おかしいのは人間の方」とマックスに話しかけ、飼い主がペットたちの本当の気持ちに気付いていないことを指摘する。

ニューヨークに暮らす若き母親ローラは、ひょんなことから結婚生活への疑いを抱く。そこで、伝説のプレイボーイである自分の父親と2人で、夫の尾行を始めるのだが...。

ニューヨークの路上で偽造品を売って生計を立てるショーン・マッカーサー。ストリートファイトのコーチ、ハーヴェイ・ボーデンに見出され、人生が変わり始める。