巨匠ロマン・ポランスキーが悪魔崇拝者たちに狙われたある主婦の恐怖を描いたオカルト・サイコ・ホラー。マンハッタンの古いアパートに、若い夫婦者が越してきた。やがて妻のローズマリーは身篭もり、隣人の奇妙な心遣いに感謝しながらも、妊娠期特有の情緒不安定に陥っていく。彼女は、アパートで何か不気味なことが進行している、という幻想にとり憑かれていた……。
休暇を過ごす為、アッシュは恋人シェリルと妹や友人と共に森深くたたずむ別荘にやって来る。 暖炉を囲みながら夜更けまで楽しく過ごす若者たち。退屈しのぎに別荘の地下室に入りそこで見つけた 古いテープレコーダーを再生すると、そこからはかつて別荘の住人だった学者の古文書解読の経緯を 伝える音声が流れてくる。古文書の呪文の一節を朗読するその音声は唱えてはならない古代の死霊を 呼び出す禁句であった。薄気味の悪いテープの内容にナーバスになるアッシュの妹だったが、次の瞬間 愛らしい妹は恐ろしい形相になり、宙に浮かびながら死霊を呼び覚ました全員を皆殺しにすると吐き捨て 襲いかかってくる。死霊にとりつかれた妹をいさめるにはもはや地下室に閉じ込めるしかなく、その間 アッシュはテープから流れていた死霊から逃れる方法を思い出していた。その方法とはとりつかれた者 の体をバラバラに裂くしかないというものであった・・。思い悩むアッシュ達をあざ笑うように死霊達 は仲間に次々と憑依してゆく。
ジョン・コンスタンティンには、普通の人間には見えないものが見える。末期の肺ガンに冒されてもタバコを吸い続けるヘビースモーカーである彼は、厭世的ですさんだ生活を続けていた。生まれたときから備わった「特殊な能力」で、超常現象を専門に扱う変り種の探偵を生業としている。普段は誰も気づかない、この世のわずかな空気の乱れを敏感に察知するコンスタンティン。異変はすでに起こりつつあった。友人の神父から依頼を受け、悪魔に取り憑かれた少女のもとへ赴いたコンスタンティンは、いつもの悪魔祓いの儀式の途中で、言い知れぬ恐怖を覚える。これまでとは何かが違う・・・。長い間保たれてきた天国と地獄のバランスが崩れ去ろうとしている予感。それを裏付けるようにコンスタンティンの周囲で蠢きだす不気味な出来事の数々。病魔に冒された現実と、得体の知れない謎を抱え込んだ彼のもとに、アンジェラ・ドッドソン刑事が、自殺した姉妹イザベルの死の真相を探るべく、協力を求めにやってきた。アンジェラの頼みをいったんは断ったコンスタンティンだが、その背後につきまとう悪魔の姿を見て、彼女こそが謎を解く鍵を握る人物と知る・・・・・。この世とあの世の境界線で、いったい何が起ころうとしているのか?ただひとつ確かなことは、かろうじてこの世を成り立たせてきた危ういバランスがついに崩壊を始めたということ。それは、終末への序章なのか?越えてはいけない一線を越えて、何かとてつもないことが動き出そうとしているのだ-----。
ルイジアナ州ニューオリンズ。看護士のキャロラインは、老婦人のヴァイオレットと脳梗塞で全く身動き出来ない夫のベンが住んでいる古い屋敷に住み込みで働くことになった。その屋敷には鏡が一つもなく、至る所に魔よけのレンガ屑が撒いてある。働き始めて間もなく、バイオレットから全ての部屋を開けられる合鍵を預かるキャロライン。そしてある日、彼女はその鍵でも開けられない部屋を発見する。そこから、土地に伝わる古呪術“フードゥー”の存在と、昔この家で起こった惨劇を知らされる。
世界中の希少本を探す、書籍の探偵コルソ。彼はある富豪の依頼を受け、世界に3冊しかないという伝説の悪魔の祈祷書を探していた。ニューヨークからスペイン、ポルトガルと祈祷書を追って旅するコルソ。だがそんな彼の周囲では、不可思議な殺人が続発してゆく。<禁断の書と言われる“悪魔の書”を手にした書物ブローカーに起こる迷宮的恐怖を描く。ロマン・ポランスキー監督作。>
ダミアンは彼の養父母の死後、ロバート・ソーンの弟リチャード夫妻に引き取られ養子として暮らしていた。 ダミアンはリチャードの子マークと共に陸軍士官学校へ通い始める。ダミアンの正体を探る神父ブーゲン ハーゲンよりダミアンの正体を知ったリチャードの伯母はダミアン殺害を謀るが惨たらしく事故死してしまう。 この頃から再びダミアン以外のソーン一族が変死しはじめるのだった。ダミアン自身も自分の周りで起こる怪異や 自分に備わっていく不思議な力に戸惑い悩んでいくが、行く先々で彼に尊敬の念を持つ狂信的な人々に支えられ て行く。ダミアンを引き取ってから周りで起こる怪異に、伯母がかつて言っていたダミアンのばかげた正体 に確信を得るためブーゲンハーゲン神父を尋ねるリチャードだったが神父は既に亡くなっており彼の遺品を 調べていくなかで恐ろしいダミアンの正体を信じることとなってしまう。
物語の舞台はネブラスカ州の小さな田舎町。 ある日、一人の少年に突如トウモロコシの神が舞い降り、彼は教祖となった。 そして、町の子どもたちが一斉に<大人狩り>を始めた…。