ルイス・ブニュエルが『アンダルシアの犬』に続き、サルバドール・ダリと組んだ前衛映画の大古典! ネズミを襲うサソリ、ならず者たちの会合、海辺の岩場でミサ、骸骨、狂人、犬、カブトムシ、鏡の中の雲、居間に牛、客間に馬車、マグマとトイレ、女の涙、トイレット・ペーパーが海藻・・・禍々しい映像の連続にスクリーンに爆弾が投げつけられる事件が発生! 以後50年間上映禁止・封印された、曰くつきの超問題作!

インチキ霊媒師が巻き込まれた犯罪を、サスペンス豊かに描いたヒッチコックの遺作。インチキ霊媒師のブランチは、富豪の老婦人にとりいって、行方不明の息子を探し出す仕事を得た。ブランチの調査によって、宝石店を営むアーサーが、その息子であることが判明する。だが、アーサーの裏の顔は、営利誘拐を繰り返す犯罪者であった。自分の身辺を探るブランチに、アーサーは次第に危機感を覚えていく……。