ある雨の朝、学校に行く 途中で8歳の少女ソウォンは酒に酔った男に連れて行かれ、恐ろしい暴行事件に遭う。身体と心に生涯消すことができない傷を受けたソウォン。信じがたい状況に泣き崩れる父親のドンフンと母親ミヒ。

テネシー州メンフィス。裕福な白人家庭の夫人リー・アンは冬の夜、近所の道を薄着で歩くアフリカ系少年マイケルを見かけ、同情して彼を家に泊める。家庭に恵まれないマイケルは最近、私立校に入学させられたが、すっかり落ちこぼれていた。リー・アンと家族は純真なマイケルに感心し、そのまま彼を家に住まわせて家族と同様に接する。やがて学力が改善したマイケルは、競技のルールも知らないまま入ったアメフト部で活躍していく。

1920年にアメリカの小さな炭鉱で実際に起きた事件を背景に、その時代のアメリカの暗黒面を浮き彫りにしてゆく。エグゼクティヴ・プロデューサーはアマー・ジャコブ・マリンとマーク・バルサム、ジェリー・シルヴァ、製作はペギー・ライスキーとマギー・レンジ、監督・脚本は「ベイビー・イッツ・ユー」のジョン・セイルズ、撮影はハスケル・ウェクスラー、音楽はメイソン・ダーリングが担当。出演はクリス・クーパージェームズ・アール・ジョーンズほか。

1994年、マンデラはついに南アフリカ共和国初の黒人大統領となる。いまだにアパルトヘイトによる人種差別や経済格差の残る国をまとめるため、彼はラグビーチームの再建を図る。1995年に自国で開催するラグビー・ワールド・カップに向け、マンデラとチームキャプテンのピナールは、一致団結して前進する。

バイオリンを演奏する路上生活者のナサニエル(ジェイミー・フォックス)に出会ったロサンゼルス・タイムズの記者ロペス(ロバート・ダウニー・Jr)。かつてジュリアード音楽院に在籍し、チェロを演奏していたというナサニエルに興味を抱いたロペスは、ナサニエルの人生について調べ始め、連載コラムの題材にしようとする。

ファッション界の巨人、ガブリエル・“ココ”・シャネルの人生をシャーリー・マクレーン主演で映像化した伝記ドラマ。共演はマルコム・マクダウェル。また、若き日のココ・シャネル役でバルボラ・ボブローヴァ。監督は「アート オブ ウォー」、TV「ヒューマン・トラフィック」のクリスチャン・デュゲイ。1954年、パリ。15年のブランクから復帰を果たしたココだったが、周囲の反応は厳しいものだった。そんな時、彼女は孤児だった自分が今の地位を築くまでの困難な日々を振り返り、同時に切なくも情熱的ないくつもの愛に思いを馳せるのだった…。

大西洋横断飛行に挑戦する資金を集め、1927年、ニューヨークの飛行場を単葉機「セントルイス魂号」で飛び立った郵便飛行士チャールズ・A・リンドバーグ。睡魔や悪天候など、さまざまな危機を切り抜け、パリまでの5810キロ、33時間30分の無着陸単独飛行という史上初の偉業を成し遂げた回想録を、名匠ビリー・ワイルダー監督が映画化。ジェームズ・スチュワートがリンドバーグを演じ、綿密な演出で描いた感動のドラマ。