75歳、ひとり暮らしの“桃子さん”。突然夫に先立たれ、ひとり孤独な日々を送ることに…しかし、毎日本を読みあさり46億年の歴史に関するノートを作るうちに、万事に対してその意味を探求するようになる。すると、桃子さんの“心の声=寂しさたち”が音楽に乗せて、内から外へと沸き上がってきた!その日から桃子さんの生活は賑やかな毎日へと変わっていく――。

ゴダール版“カルメン”の映画化で彼自身も精神衰弱気味のカルメンの伯父役として登場している。物語は銀行強盗団の一人カルメンと、彼女を追っていた警察官との禁断の愛を描く。なおこの年“カルメン”の映画化が頻発したのは原作者ビゼーの著作権が切れたため。(allcinema)