田舎町のマッチ工場で働く少女・イリスは、稼いだわずかな金で母と義父を養っていた。ある日、彼女は給料で衝動的にドレスを買ってしまう。怒った義父に殴られ、母に返金を命じられたイリスは、家を飛び出し、ディスコで出会った男性と一夜を共にするが…。

「十二人の怒れる男」「狼たちの午後」の名匠シドニー・ルメット監督が、一つの強盗計画を軸に浮かび上がるある家族の深い心の闇を実力派俳優陣の豪華なアンサンブルで描き出すサスペンス・ドラマ。娘の養育費もまともに払えない冴えない男、ハンク。そんな彼に兄のアンディはある強盗計画を持ちかける。狙うのはなんと彼らの両親が営む宝石店。ハンクとは対照的に、会計士として働き、美しい妻ジーナにも恵まれて不自由ない生活を送っているかに見えたアンディにも緊急に金が必要なワケがあった。ためらうハンクだったが、アンディに言葉巧みに説得されてしまう。そして、いよいよ計画実行の日がやってくるが...。

長年勤めた職場を追われ、家族も恋人もなく、人生に絶望したアンリは、自殺を試みるもうまくいかず、思い余ってプロの殺し屋“コントラクト・キラー”に自分の殺しを依頼する。が、その直後、アンリは花売り娘のマーガレットと恋に落ちてしまい……。

舞台はシカゴ。消防士の父、デニスに連れられ火災現場に赴いた少年ブライアンは父の大活躍に大喜び。だが次の瞬間、父は同僚・アドコックスを庇い殉職。幼い少年は、父の死をただ呆然と立ちつくしながら見守るしかなかった。それから20年後。兄・スティーブンと同じく亡父の跡を継ぐかのようにブライアンは消防士となった。念願かなったかに見えたが、配属先はよりにもよって兄・スティーブンが隊長を務め、過激な任務遂行ぶりで知られる第17分隊であった。

仕事も恋にも失敗したマーサは、人生を変えようと一人旅を決心する。行き先は“99ドルで行ける場所”。そして、マーサはロンドンまでの片道切符を買った。ロンドンに着いたマーサを待っていたのは友情厚い男3人組。3人はそれぞれ別の場所で偶然マーサと出会い、そして3人とも彼女に恋してしまう。3人は友情と恋の究極の選択を迫られて……。