ロバート・エガース監督が、19世紀イギリスの実在の事件を映画化したスリラー。孤島に赴任してきた2人の灯台守が険悪な関係となり、思わぬ事件に発展する。
90歳になろうとするアール・ストーン(クリント・イーストウッド)は金もなく、ないがしろにした家族からも見放され、孤独な日々を送っていた。ある日、男から「車の運転さえすれば金をやる」と話を持ちかけられる。なんなく仕事をこなすが、それはメキシコ犯罪組織によるドラッグの運び屋。気ままな安全運転で大量のドラッグを運び出すが、麻薬取締局の捜査官(ブラッドリー・クーパー)の手が迫る……。果たして男は、逃げ切れるのか──!?
1991年、アメリカ。高校を卒業したばかりのダニエル・ミドルトンは、少し前に父を亡くし、その大きな喪失感から抜け出せずにいた。そんなダニエルを心配した母親は、気分転換になればと、夏のあいだ彼を海辺の小さなリゾート地ケープコッドに住む叔母のもとに預ける。しかし結局誰とも馴染めず、自分の居場所を見つけられずにいたダニエル。そんな時、地元で札付きのワルとして知られていたハンター・ストロベリーと出会い、意外にも意気投合する。やがて大麻の売人をしていたハンターの仕事を手伝い才覚を発揮するダニエル。その一方で、彼から絶対手を出すなと警告されていた妹マッケイラとも秘かに付き合い始めるが…。
誰からも天才と認められるも、周囲との衝突が絶えないスティーブ・ジョブズ(アシュトン・カッチャー)。既存の組織に所属するのに向いていないと悟った彼は、自分のような友人らと自宅ガレージをオフィスにしてアップルコンピュータ社を設立する。革新的な商品を次々と放ってはヒットさせ、たった4年で株式の上場に成功、IT界の寵児(ちょうじ)となるジョブズ。しかし、意見の相違がある社員は問答無用で解雇、創立時メンバーを冷遇するなど、独善的な言動を繰り返すように。その果てに、彼は自身の会社から追放されてしまう。
ある時、日本で暮らしていた外国人女性リリーが行方不明になり、やがて死体となって発見される。友人であるルーシーに容疑がかけられるが、2人の女性の間にはミステリアスな日本人カメラマン、禎司の存在があった。
パリの宝石店で強盗殺人事件が発生。パリ警視庁特殊捜査チームを率いる刑事セルジュは、事件がかつて逮捕したカスペールの犯行によるものだと直感する。彼とその手下たちを捕らえて調べるものの、決定的な証拠は出ずに釈放せざるを得なくなり、誤認逮捕をしたとしてチームごと事件の捜査から外されてしまう。さらに、セルジュをあざ笑うように同一犯によると思われる新たな強盗事件が起きる。現場に急行したセルジュとチームは犯人たちとはち合せになり、市街地で銃撃戦を繰り広げるが…。
若きストリートマジシャンのボーは、両親が亡くなってからというもの、ひとりで妹の面倒をみていた。彼は家計を支えるために、昼はマジックで小金を稼ぎ、夜は麻薬取引に関わる日々を過ごす。ある日麻薬組織のリーダーといざこざを起こしてしまい、理不尽な額の大金を要求され、さらに妹まで誘拐されてしまう。どうにかして妹を取り戻したい彼は、自らが持つある能力を開放し、麻薬組織のリーダーの家に乗り込む。