ぶどう畑を所有し、栽培、醸造、瓶詰を一貫して行うワイン生産者ドメーヌである家の長男ジャンは、世界を旅しようと10年前に家を飛び出したが、父親が倒れたと知らされ故郷に戻ってくる。家業を継いだ妹のジュリエット、ほかのドメーヌにむこ入りした弟のジェレミーと再会して間もなく父親は他界する。相続などの問題が噴出する中、ぶどうの収穫時期を迎えた彼らはワイン造りに挑む。

過去に父親から勘当された残酷でサディスティックな貴族クルト・メンリフが、遺産を取り戻すために一族の城に戻ってくる。