メキシコ・シティの悪名高いスラム街で暴力的な生活を送る非行少年たち。その中でも若いペドロは、他の少年たちによって次第に道徳を堕落させられ、破壊されていく。

朝の宝石店ティファニーの前でデニッシュを食べる娼婦のホリーは、引っ越してきたばかりの駆け出し作家ポールと出会う。酔っぱらいから逃げて部屋へ来て、 眠り込んでしまった彼女にポールは興味を抱く。

ある雨の夜、未亡人の掃除婦エミは近所の酒場で年下の移民労働者の男、アリに出会う。愛し合い、あっという間に結婚を決める彼らだったが、エミの子供たちや仕事仲間からは冷ややかな視線を向けられる。年齢や文化、肌の色、何もかもが異なる二人の愛の行方は。

1958年、ノイシュタット。15歳のマイケルは偶然から知り合った年上の女性ハンナに誘惑され、彼女に童貞を捧げる。ハンナの部屋に通い出すマイケルだが、彼女から頼まれ、「オデュッセイア」「犬を連れた奥さん」などの古典小説を彼女に朗読するように。そんなマイケルが彼女との愛が深まったと感じた時、ハンナは突然、彼の前から姿を消してしまう。8年後、法学生になったマイケルがハンナと再会したのは意外な場所だった。

愛するものを突然失った時、何をどうすべきなのかを問うヒューマン・ドラマ。平穏な生活を送っていたマットとルースの中年夫婦だったが、既婚女性とつき合っていた息子が女性の夫に射殺されて……。

63歳で独身の富豪ハリー。彼は決まって30歳以下の美女とばかりと付き合っていた。ある日、ガールフレンドの別荘で彼女の母親エリカと遭遇。その夜心臓発作で倒れたハリーは、エリカの別荘で静養することになるのだが……。