戦後変わりつつある家族の関係をテーマに人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦。成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの生活に精一杯だった。唯一、戦死した次男の未亡人だけが皮肉にも優しい心遣いを示すのだった……。

1人で娘を育てると決意した男やもめの新米パパ。おむつ替えや夜泣きと格闘しつつ、時に悩み時に苦しみながら、男は娘とともに成長していく。実話を基にした物語。

南アフリカ、ヨハネスブルクのスラム街に暮らすツォツィ(プレスリー・チュウェンヤガエー)は、仲間とつるんで窃盗やカージャックを繰り返していた。ある日、高級住宅街にやってきた彼は車を運転していた女性を撃って逃走。やがて、強奪した車の後部座席に生後間もない赤ん坊がいることに気づいたツォツィは、赤ん坊を紙袋に入れて自分の部屋に連れ帰るが……。

偶然受けた公衆電話の間違い電話から核戦争が起ることを知った青年と、それによって混乱していく町の様子を描いたパニック映画。

新生児を含む3児の母であるマーロは、兄から夜のベビーシッターをプレゼントされる。最初は躊躇していたが、思慮深く、意外性があり、時に挑戦的なタリーというナニーとすぐに絆を深めていく。

ガンで余命いくばくもないと知らされた男が、生まれてくる我が子のため、自分の姿をビデオに収めようとする……。遺言ビデオを通して深まっていく家族の絆を姿を追った、マイケル・キートン主演のヒューマン・ドラマ。

2人のゲイと1人の30代女性。大人への第一歩を踏み出した男女の人間模様を繊細かつコミカルに描く。カンヌ国際映画祭で大反響を呼び世界各国で公開、キネマ旬報ベスト・テンでも2位選出!