建築事務所に勤めるジョージ・モンローは42歳の建築デザイナー。父親との確執が原因で、自分の息子ともうまくコミュニケーションがとれなかった。ついには妻にも逃げられ、上司との摩擦から会社もクビになる。挙げ句の果てに医者から余命3ヵ月との宣告を受けてしまう。再婚して幸せに暮らす妻。そしていまだに父を憎み続ける16歳になる息子。ジョージは初めて自分の人生に疑問を感じた。そして、昔からの夢だった自分の家を建て直すことを決意する。最後の夏、ジョージは反発する息子を無理やり手伝わせ、手造りの家を建て始めた……。
新進の女性フォトグラファー、イザベルは弁護士のルークと恋をして同棲を始めたが、ルークには先妻との間の子供が2人いた……。キャリア・ウーマンが織りなす人間模様を温かいタッチで描く。
山崎家は崩壊寸前だった。女子高生とのエンコーの実態をドキュメンタリーに撮るつもりが、家出中の娘・美貴と関係を持ってしまった元ニュースキャスターの父・山崎。外ではいじめられっ子、家では母親に暴力を振るう息子の卓哉。そして、息子の暴力から逃れる為、SM売春でクスリ代を稼ぐ母・恵子。そんな一家に、山崎の頭をカチ割ったことが縁で秀臣という若者が住みつくようになる。
女優を目指し、日々舞台の稽古に励む貞子。そんな中、劇団の看板女優が怪死を遂げ、次の公演の主役に新人の貞子が抜擢される。稽古場ではその後も怪現象が続き、貞子のせいだと噂が立つ。そんな貞子を音響担当の遠山だけがかばう。一方、新聞記者の宮地は密かに貞子の過去を探っていた。婚約者を貞子の母・志津子の超能力の公開実験で失った彼女は貞子への復讐に燃えていたのだ……。
弁護士のピーター・サンダーソンは、秩序を重んじるおカタイ性格で仕事中毒な男。妻と2人の子供はそんな彼に愛想を尽かして家を出ていってしまった。以来、自分の落ち度に気づくことなく、2年間ずっと独り身だった彼は、いつしか寂しさを紛らわすために出会い系サイトのチャットにハマっていった。やがて彼は、そのチャットで知り合った知的美人の女性弁護士シャーリーンと初デートをすることに。だがデート当日、ピーターの前に現われたのは、写真の女性とは似ても似つかない人物。おまけにその正体は、最近巷を騒がせている女脱獄囚だった。