台北を拠点に活躍する、カナダ出身のロブ・ジャバス監督によるエクストリーム・ホラー。人間の凶暴性を助長する謎の感染症が蔓延し、殺人と拷問であふれかえる台湾を舞台に、生きて再会しようとする男女の姿を描く。

多くの犠牲を払いながら巨大迷路を脱出したトーマスたちは、同じように別の迷路を生き延びた若者たちが収容された施設へと運ばれた。つかの間の休息を過ごすトーマスたちだが、やがて彼らはこの施設の恐るべき実態を知り、彼らを迷路に送り込んだ黒幕である組織WCKD(ウィケッド)の存在に気付く。危険を察知したトーマスたちは仲間とともに脱出、だが施設の外には、組織が“第2ステージ”と呼ぶ砂漠の迷宮が広がっていた。

ミッチの妻・ベスは、香港への出張後にシカゴで元恋人と密会していたが、せきと熱の症状が出始める。同じころ香港、ロンドン、東京で似たような症状で亡くなる人が続出。フリージャーナリストのアランは伝染病ではないかと考え始める。

人類が体験したことがない新型ウイルスが原因で起こる、感染拡大の恐怖と闘う人々の姿を描く、泣けるパニック・エンターテインメント。『泪壺』の瀬々敬久が脚本と監督を手掛け、新型ウイルスの爆発的な伝播が現実の社会や人々に、どのような影響を与えるかをリアルなアプローチで問う。救命救急医役の妻夫木聡をはじめ、檀れいら実力派キャストが集結。ウイルスと人類の戦いという絵空事ではないテーマに、正面から挑んだシミュレーション・ムービーとしても注目。

ハリウッド版「ゴジラ」の監督を務めたギャレス・エドワーズが、その監督に抜擢される契機となったSF映画。太陽系に地球外生命体の存在を確認したNASAは、探査機でサンプルを採取したが、大気圏突入時にメキシコ上空で大破してしまう。それから6年後、モンスターたちの襲撃で大きな被害を受け、国境を閉鎖されたメキシコでスクープを狙うカメラマンのコールダーは、ケガをした社長令嬢サマンサをアメリカ国境付近まで送り届ける命令を受けていた。

舞台はアメリカの田舎。ある日、住人の男性が突然発狂して妻を殺し、家に放火する事件が発生。やがて町に防護服に身を包んだ兵士たちが現れ、伝染病の発生を理由に住人たちを強制的に連行し始めた。数人の住人たちと共に軍の封鎖線からの脱出を試みる主人公たちだが…。

アポロ計画にまつわる陰謀説を背景に、公式には存在していない「アポロ18号」の乗組員が月面で遭遇した事件を描くSFサスペンス。1961年から72年にかけて計6回の有人月面着陸を成功させたアポロ計画は、アポロ17号を最後に突然打ち切られる。しかし、極秘に記録された映像フィルムの中には、存在しないはずのアポロ18号が月面に着陸し、乗組員が恐るべき事件に直面する様子が映し出されていた……。「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフが製作を担当。