1986年秋。黍名子中学校の3年生の担任である甘利田幸男(市原隼人)は、自分と同じ給食マニアの生徒・神野ゴウ(佐藤大志)と、どちらが給食をおいしく食べるかというバトルを繰り広げていた。学年主任の宗方早苗(土村芳)は、受験シーズンにも関わらず給食の献立しか頭にない幸男にあきれながらも、自身もある悩みを抱えていた。そんな中、給食メニューの改革が決定され不穏な気配を察した幸男は、愛してやまない給食を守るために立ち上がる。
小さな2階建ロッジのパン屋が湖畔に開店した。夫の水縞尚が焼くパンと、妻のりえが入れるおいしいコーヒーが自慢の店。店名は、りえがお気に入りの絵本「月とマーニ」にちなんで「カフェマーニ」。たちまち近所で人気の店になり、子沢山で農家経営の広川一家、謎のトランクを持った阿部さん、地獄耳のガラス作家・陽子さん、そして毎日配達にきてくれる郵便屋さんなどの常連客に憩いの場を提供する。薪の竃で焼いたパンの他、自家菜園の野菜を使った料理も絶品。1階のテーブル席では、大きな窓に湖畔の景色が映え、日が没すると月夜が輝く。2階は簡易宿泊所になっており、ときどき、正面のバス停を利用して遠方から旅行客も訪れる。
クリスマス・イブの前夜、コードネーム"レッド・ワン”のサンタクロースが誘拐された!クリスマスを取り戻すため、子供たちの笑顔のためなら何でもする心優しいサンタクロース護衛隊長・カラムは、世界一の追跡者にして賞金稼ぎのジャックと手を組み、サンタ救出に向けて世界中を飛び回ることに。しかし、彼らの前に立ちはだかる誘拐犯は、サンタの力を利用してある恐ろしい計画を企てていた―。果たして、二人はクリスマスまでにサンタクロースを救出できるのか!?
水を食べ物に変える「食べ物マシーン」を発明したものの、巨大ミートボールなどが空から落ちてくる異常気象を引き起こして町をパニック状態にしてしまった青年フリント。何とか町を救った彼だったが、思わぬ事態が新たに発生していたことを知る。何と壊したはずのマシーンが再び作動してしまい、マンゴーとフラミンゴが一緒になったフラマンゴーといった、食べ物と動物の融合生物フード・アニマルたちが生み出されていたのだった。
フランスの片田舎で小さなレストランを営む女性料理人のオルタンス・ラボリ。ある時、政府に呼び出されて向かった先は、フランス大統領官邸“エリゼ宮”。過剰な装飾を排した素朴な料理を望む大統領が、著名なシェフの推薦を受け、彼女を正式なプライベート・シェフに任命したのだった。しかし官邸の厨房は男ばかりで、おまけに形式ばったしきたりや厳格な規律に縛られた堅苦しい職場だった。案の定、最初は同僚シェフたちの冷たい視線を受け続けるオルタンス。それでも彼女の料理に対する熱意と信念が揺らぐことはなく、いつしか周囲を自分のペースに巻き込んでいくのだったが…。