2000年にロシアで実際に起きた原子力潜水艦事故を、トマス・ヴィンターベア監督が完全映画化した実録アクション。118名の乗務員とともに出航した原潜が爆発事故で沈没。その中に23名の生存者がいたのだが……。

妊娠直後の妻に悪性腫瘍が見つかった夫婦の育児と闘病生活をつづる実在のブログから生まれた「がんフーフー日記」を実写映画化。映画化に際し大胆な設定が加えられ、育児と仕事に孤軍奮闘するダンナの前に死んだはずのヨメが現れ、二人で共に歩んできた日々に思いをめぐらせ、少しずつ現実を受け入れていく過程を描く。夫婦役には、およそ10年ぶりの再共演となる佐々木蔵之介と永作博美。監督は『婚前特急』などの前田弘二、脚本を『永遠の0』などの林民夫が手掛ける。

北海道・旭川を舞台に、孤独を抱えた男の模索を描いた戸次重幸(TEAM NACS)初主演作。松野が高校卒業以来の帰郷で旭川に戻ってきた。久しぶりに再会した同窓生たちに「東京でアーティストとして活躍してきた」と自称する松野は、市が募集する木工モニュメント製作のチラシを目にし、「これこそ自分のための企画だ」と豪語する。しかし、まったく進展を見せないモニュメント製作に、同窓生たちからは「松野は本当にアーティストなのか?」という疑問が飛び出す。時間だけが過ぎ、追いつめられていく松野は、自分を取り戻すために改めてモニュメント製作と向かい合う。監督は医療機器会社のサラリーマンとという異色の経歴も持つ、「ある夜のできごと」の鈴木聖史。