交通事故で昏睡状態となり、生死の境をさまよううちに幽霊となってしまった女性医師エリザベス。彼女が住んでいたマンションは貸しに出され、そこにデヴィッドという男性が入居する。彼は妻に先立たれ、傷心のうちに越してきたのだった。ところがエリザベスは自分が幽霊になっていることに気づいておらず、新たな住人となったデヴィッドを追い出そうとする。デヴィッドも想定外の事態に戸惑うが、何も覚えていないエリザベスのため、一緒に彼女の素性を探っていく。
日陰の過去を捨て、家庭を築こうとしている小さな自動車ディーラーのTerry。マルティーンは、テリーが昔住んでいた地域の美しいモデルで、テリーが天使ではないことを知っている。マルティーンが銀行強盗の計画を提案すると、テリーはその危険性を認識しながらも、これが一生に一度のチャンスかもしれないと考える。才気あふれる強盗団がロイズ銀行の貸金庫に忍び込むと、大金の他に、ロンドンの悪名高い裏社会のギャングから政府高官、さらには英国王室までをも巻き込む秘密が箱に入っていることがすぐにわかった。この強盗事件は数日間にわたって英国中の話題をさらったが、政府の箝口令により、この事件に関するすべての報道は途絶えてしまった。
ルイジアナ州ニューオリンズ。看護士のキャロラインは、老婦人のヴァイオレットと脳梗塞で全く身動き出来ない夫のベンが住んでいる古い屋敷に住み込みで働くことになった。その屋敷には鏡が一つもなく、至る所に魔よけのレンガ屑が撒いてある。働き始めて間もなく、バイオレットから全ての部屋を開けられる合鍵を預かるキャロライン。そしてある日、彼女はその鍵でも開けられない部屋を発見する。そこから、土地に伝わる古呪術“フードゥー”の存在と、昔この家で起こった惨劇を知らされる。
マンネリ気味の結婚生活に甘んじる出版社の編集者は、満たされぬ日々を送るなか元カレと再会。冷めてはいるが家族思いの夫と若く魅力的な元カレの間で、彼女の心は揺れ動く。
アンディ・ウォーホルを虜にしたセレブ女性イーディは一躍時の人となるが、ドラッグに溺れてしまう。そんな彼女はボブ・ディランと出会って……。2人のカリスマに愛された女性の悲劇的な末路を、シエナ・ミラー主演で描く。