1943年、第二次世界大戦真只中のアメリカ。プロ野球選手たちも次々と戦場へ駆り出され、大リーグの運営は危機を迎えていた。オレゴンの片田舎に住むソフトボール・リーグ選手、ドティ・ヒンソンとキット・ケラーの姉妹のところへ、ある日プロ野球のスカウトマンが訪ねてきて、近く発足する全米女子プロ野球リーグに参加しないかと誘う。

1968年1月、北朝鮮特殊工作部隊による韓国大統領府襲撃未遂事件が発生。同年4月、韓国政府はその報復として仁川沖のシルミド (実尾島)に死刑囚ら31人の男たちを集め、極秘に金日成暗殺指令を下した。こうして31人は、当時の暦から名付けられた684部隊の特殊工作員として、過酷な訓練を開始する。3年後、優秀な工作員に仕立て上げられた彼らに、いよいよ実行命令が下される。しかし、政府の対北政策は決行目前になって大きく転換、北への潜入に向け行動を開始した部隊に急遽命令の撤回が告げられる。

現代社会で奮闘する5人の女性の夢や恋、挫折、拾った子猫との関係を女性監督チョン・ジェウンが瑞々しく描いて国内外で高い評価を受けた長編デビュー作。2001年韓国女性が選ぶ最高の韓国映画第1位に選ばれ、製作から20年以上経った現在も根強い人気を誇る、すべての映画ファン必見の傑作。第6回釜山国際映画祭で最優秀アジア新人作家賞部門スペシャル・メンション、第22回正隆昌新人女優賞(イ・ヨウォン)、第38回百想芸術大賞最優秀女優賞(ペ・ドゥナ)、新人女優賞(イ・ヨウォン)など数多くの映画賞を受賞した。 インチョンの女子商業高校を卒業して社会に出た5人の親友テヒ、ヘジュ、ジヨン、双子のピリュとオンジュ。学歴社会の韓国で、それぞれ仕事と家族に関する悩みや問題を抱えながら懸命に生き、20歳を過ぎても連絡を取り合ってきた5人。だが、時とともにその友情関係は少しずつ変化し、微妙な溝が生じはじめていた。そんなある日、5人で朝まで飲み明かした翌朝、祖父母と暮らしていたジヨンの住んでいた古い住居が倒壊して祖父母が死亡し、ジヨンは殺害を疑われて少年院に入れられてしまう。テヒはジヨンから預かった飼い猫ティティと共にジヨンの出所を待つのだった…。

チャイナタウンで闇貸金業を営む“母(オモニ)”に育てられたイリョン。彼女は生まれた直後にコインロッカーに置き去りにされた女性だった。ハン・ジュニの監督デビュー作である本作は、仁川の暗黒街を舞台に二人の女性の愛憎関係を描いたパワフルな作品である。

スタンリー(シャイア・ラブーフ)は、一族にかけられた呪いのために、悪運に悩まされていた。ある日、スタンリーは靴泥棒の汚名をきせられ、青少年犯罪者の矯正施設グリーン・レイク・キャンプで18ケ月服役することになってしまう。グリーン・レイク・キャンプは「レイク=湖」とは名ばかりの砂漠だった。環境は劣悪、脱走しても生き残る見込みはない過酷な環境だった。

「新しき世界」のファン・ジョンミンとイ・ジョンジェが7年ぶりに共演したノワールアクション。凄腕の暗殺者インナムは引退前の最後の仕事として、日本のヤクザ・コレエダを殺害する。コレエダの義兄弟だった冷酷な殺し屋レイは復讐のためインナムを追い、関わった者たちを次々と手にかけていく。一方、インナムの元恋人は彼と別れた後にひそかに娘を産みタイで暮らしていたが、娘が誘拐され元恋人も殺されてしまう。初めて娘の存在を知ったインナムは、彼女を救うためタイへ急行。そしてレイもまた、インナムを追ってタイへとやって来る。2人の戦いは、タイの犯罪組織や警察も巻き込んだ壮大な抗争へと発展していく。「チェイサー」「哀しき獣」などの脚本家ホン・ウォンチャンが監督・脚本を手がけ、「パラサイト 半地下の家族」のホン・ギョンピョが撮影監督を担当。

ビリー・チャペルは名門デトロイト・タイガースの右腕エース。しかし既に40歳、腕に肩に痛みと衰えを感じていた。今日の試合は、対戦相手のヤンキースには優勝がかかった一戦。だがタイガースには消化試合だ。しかしチャペルはこのゲームを感無量 の思いで迎えていた。その日の朝、5年間愛を育んで来た恋人のジェーンには別 れを、さらにチームのオーナーからはトレードを通告されたばかりだったのだ。