学問と思想の自由を求めて脱北した天才数学者ハクソン。彼は自分の正体を隠したまま、上位1%の英才が 集まる名門私立高校の夜間警備員として生きている。冷たく不愛想なため学生たちから避けられているハクソンはあ る日、数学が苦手なジウに数学を教えてほしいとせがまれる。正解だけをよしとする世の中でさまよっていたジウに問題を解く「過程」の大切さを教える中で、ハクソンは予期せぬ人生の転換点を迎えることとなる。
1991年に日本で開催された卓球の世界選手権で、韓国と北朝鮮が史上初めて統一チームで参加した実話をベースに描く感動のスポーツ・ドラマ。主演は「第7鉱区」のハ・ジウォンと「リンダ リンダ リンダ」のペ・ドゥナ。韓国で巻き起こった空前の卓球ブームの立役者ヒョン・ジョンファ選手だったが、彼女の前には中国の圧倒的な壁が立ちはだかっていた。そんな中、1991年4月に日本の幕張で開催される世界選手権に、韓国と北朝鮮は統一チームコリアで参加することが決まる。そしてヒョン・ジョンファは北朝鮮の実力者リ・プニとダブルスを組むことに。しかし、大会に向けて顔を揃えた南北の選手たちは練習方法や生活習慣、考え方に至るまで何もかもが対照的で、ことあるごとに衝突してしまう。
1992年、北朝鮮の核兵器開発を巡って緊張状態が高まる朝鮮半島。韓国軍の情報部隊の将校パク・ソギョンは、国家安全企画部のチェ・ハクソン室長から、コードネーム「黒金星ブラック・ヴィーナス」という工作員として北朝鮮に潜入する命令を受ける。北朝鮮の核開発の実態を探るため、事業家に扮したパクは3年にわたって慎重な工作活動を試みる。パクは北朝鮮の対外交渉を担うリ・ミョンウン所長から信頼を得ることに成功し、北朝鮮の最高国家権力であるキム・ジョンイルに会う機会を得るまでに至る。しかし、1997年の韓国の大統領選挙に際する南北の裏取引によって、パクは自らの工作活動が無になることを知り、葛藤する。<実話を元に、北朝鮮の核開発をめぐり緊迫する1990年代の朝鮮半島を舞台に北への潜入を命じられた韓国のスパイの命を懸けた工作活動を描き、韓国で数々の映画賞を受賞したサスペンスドラマ。>
朝鮮戦争末期。韓国軍と北朝鮮軍がにらみ合う南北境界線高地では、互いに領地を奪いあう熾烈な攻防が続いていた。この激戦地に派遣されたウンピョ中尉は、かつての学友・スヒョクと再会。だがスヒョクは過酷な戦場で変わり果て、別人のようになっていた。
韓国と北朝鮮の軍事境界線で発生したDMZウイルスが蔓延し、アメリカと北朝鮮が壊滅的な被害を受けた。 そんな中、記憶を失った男・カーターがCIAエージェントに取り囲まれた状態で目を覚ます。 カーターは頭部に謎のデバイスを埋め込まれており、耳に仕掛けられた通信機から聞こえる女の指示に従ってその場を脱出。
失踪した兄が残した借金の返済に追われ、妻子に見捨てられた図書館司書の一男(佐藤健)は、ある日突然宝くじで3億円が当たる。狂喜するも高額当選者たちが悲惨な人生を送っているという記事を読み不安になった彼は、億万長者になった大学時代の親友の九十九(高橋一生)に相談する。久々の再会に浮かれ酔いつぶれた一男が目覚めると、3億円と共に九十九の姿も消えていた。