自分が殺人を犯したという強迫観念にさいなまれる医学博士に、彼を愛する女医が精神分析を試みる。サルバドール・ダリが担当した悪夢のシーンも話題となった、ヒッチコック監督のサスペンス。
ある日、若く優秀な脳外科医クックロウィッツ博士は、裕福な未亡人ビネーブル夫人の邸宅に招待され、ある脳手術を依頼される。患者は、夫人の息子セバスチャンの死を機に発病し、精神病院に入院中の姪キャザリン。夫人は、病院への寄付をちらつかせ、強引に手術を迫る。しかし、キャザリンを診た博士は、彼女に手術が必要とは思えなかった。夫人は、セバスチャンの死に関して、重大な謎を握っているキャザリンの記憶が蘇ることを恐れていたのだった・・・。
富豪未亡人邸を訪れた郵便配達人が見たものは、血だらけで横たわる女主人の横で棒を手に呆然と立ち尽くす家政婦の姿だった。そして、日食の闇の中で起きた20年前の事件の真相とは……!?
ニューヨークに現れたドンファンと名乗る青年。彼は、精神科医を相手に1500人に及ぶ女性たちとの愛の遍歴を語り始め……。ジョニー・デップ主演でおくるファンタジーの傑作。
91年に制作されたバーブラ・ストライサンドの監督第2弾作品。自殺未遂をした姉を見舞った男が精神分析医と出会う。自殺の原因が幼年期にあると考えた彼女は、彼に協力を求めるが……。
ニューヨークの悪名高いマフィアのボス、ポール・ヴィッティは対立するプリモ・シンドーネ・ファミリーとの対決を目前に控えたある日、突然パニック障害に陥ってしまう。ポールは腹心のジェリーの紹介で、精神科医ベン・ソベルの治療を受ける事になるが、ベンにとってはまさに災難、ポールの治療を何にもまして最優先させられるハメになり、果てはかねてから予定していたローラとの結婚式までもメチャクチャにされてしまう。だが、ベンは治療を続けるうちに、ポールが少年時代に父親を目の前で殺されていた事を知り、これが彼のトラウマになっているのではないかと確信する。
精神科医のテス・コールマンは几帳面で完璧主義。婚約者との結婚式を2日後に控えた彼女の頭痛のタネは娘のアンナ。おヘソの見えるファッションでお行儀は悪く、学校では問題を起こしてばかり。ロックに夢中で、放課後はバンド仲間とガレージでやかましい練習。なによりも新しい父親となるライアンに打ち解けようとしない。そんな二人はお互いの気持ちがわからずにすれ違ってばかりだった。ある日、家族でチャイニーズレストランへ食事に行った際に、ひょんなことからアンナの不満が爆発!テスとアンナは大喧嘩を始めてしまう!見かねたお店のオーナーの母、ミセスペイペイが二人に仲直りをするようにと2つのフォーチュン・クッキー(おみくじが中に入ったクッキー)を差し出した。気を取り直し、二人でそのクッキーを割った直後、轟音とともにすさまじい地震が!しかし、他の客たちは何事も無かったかのように食事をしている・・・。今のはいったい何・・・?翌朝、いつものようにテスが目を覚ますと、そこは娘のアンナの部屋だった。いったいどうして?と不思議に思い、鏡をのぞくと・・・なんとそこにはアンナの姿が映っているではないか!?慌てて自分の部屋に飛んでいくと、ベッドで眠りこけているのは、紛れも無く自分自身!何が起こったのか分からないが、分かる事がただ一つ!それは、テスとアンナの身体が入れ替ってしまったということ。明日は結婚式・・・。アンナは母親のテスに入ったまま、オヤジと結婚?テスは娘の姿のまま、自分の結婚式に出席するの・・・?
11人の死亡が確認された悲惨な飛行機事故で9歳になる一人息子サムを亡くした母親テリー。それから14ヵ月たったいまでもテリーは立ち直れずに、サムの思い出に浸るだけの毎日を送っていた。そんなある日、テリーは夫と息子と3人で撮った記念写真からサムだけが消えているのを見つけ困惑する。異変はさらに続き、大切なアルバムからも、そしてビデオテープからもサムが消えてしまっていた。動揺するテリーに精神科医は、“息子など最初から存在しなかった”と告げるのだった。ショックを受けるテリーは、サムの存在を証明しようと躍起になるのだったが…。